古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

ここまでのドラマ

途中で止めたドラマ
『Ns'あおい』『食いタン』『輪舞曲-ロンド-』

早送りして見たドラマ
『西遊記』『白夜行』『小早川伸木の恋』

最後まで休み休み見たドラマ
『夜王〜YAOH〜』『功名が辻

最後まで通しで見たドラマ
神はサイコロを振らない』『けものみち』『時効警察』

 『白夜行』『輪舞曲-ロンド-』は初回2時間って長くて見づらいし、どうも間延びしている感じがするので、止めて欲しい。『白夜行』は主人公の子供時代の回想で初回のほとんどを費やしていた。その子供の描写が、複雑な内容を伝えるために仕方がないところかもしれないが、子供の世界を描いてないところが厳しかった。作家の都合で押し付けられた子供の場面だったので、見ていて苦しく途中で早送りしたのだが、刑事役の武田鉄也や、主人公の母の恋人の渡部篤郎が出てきたところは、普通に再生すると、すごく面白かった。2話を見て面白かったらもう一度初回の飛ばしたところをきちんと見ようと思いました。

 今期は最終的に最後まで通しで見た『神はサイコロを振らない』『けものみち』『時効警察』を見るのかなといったところ。『けものみち』は初回は半身不随の旦那を殺すところから始まり、引き込まれたのだが、『黒革の手帳』も最初は抜群に面白かったのに最後ぐずぐずになってしまっていたので不安。『時効警察』はミステリーの1話完結形式で、このようなドラマは回が進むに従って、ミステリーの仕掛けが次第に貧しくなっていく傾向があるので不安。『神はサイコロを振らない』は連ドラには珍しいSFというかファンタジーで、キャストも実に骨太で、初回を見た限り、なんで?というような設定や展開すらも、はっと驚く伏線となっていそうな期待感すらある。もしかしたら大変な傑作になるかもしれない。