古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

業務連絡、ネームあれこれあります!

 細木数子先生の六星占術によると、オレの運気は今年から大殺界に入り、三年調子が悪いらしい。

 去年の終わりには、近代麻雀ゴールド用の読みきりで、ゾンビ麻雀マンガ『麻雀オブザデッド』のネームを描いたところ、概ねOKのお返事を頂戴していた。ところが、唐突に近代麻雀ゴールド自体が休刊となり、不採用となってしまった。

 某週刊青年誌に向けて前後編41ページの下ネタマンガを描いたのだが、某監督の某映画作品を題材にしたパロディだったため、某監督に許諾を得ようと、編集者さんが交渉したところ、どうも品のない作家であることが災いしているせいか、不可の返事を頂戴した。そこで元の映画作品と被る舞台設定やモチーフを違うものに置き換えることにした。「未来人」を「宇宙人」、「断崖」を「つり橋」、「実験室」を「準備室」、「火事」を「家屋の倒壊」に換えたりしたのだが、結局のところ不採用となった。大手は某監督と他の雑誌でのお付き合いがあるので、許諾をきちんと得ないといけないそうで、盗作にはならないよう、いろいろ工夫してあるので、その辺の問題は生じないよう配慮しております。

 この調子では、今年はショートの2ページマンガしか商売にならないかも分からない。ガクブル。現在準備中の田舎を舞台にしたゾンビマンガは1巻本として考えているところだが、果たして非常に不安だ。原稿料欲しい……。この状況は東京でマンガ家のぺーぺーをやっている時、コミックアレ!やガロが立て続けに休刊になった時に似ている。しかし一昨年にも不採用続きで、原稿料が全然もらえなかったこともあったので、たまたま去年が調子よかっただけだと思えばいいのかな。