古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

文章は怖い

 このブログをご覧いただけばお分かりいただけると思いますが、本当に腰の引けた作文ばっかりですよ。

 本当に言いたい事を書き出したらそれこそ、何人敵が現れるか分かったものではない! 今日も自宅には無言電話があって、寝ていたので即電話のコードを抜いてスヤスヤ寝たのですが、身に覚えがありすぎて、一体誰なのか見当もつかない! ここ最近はそんなに誰にも恨まれるような事はしてないと思うけど、不徳のそれはもう致しっぱなしというか、過去を振り返るとみんなに詫びて回りたい。無言電話も特定の一人だけじゃないのではないかと、何人いても全然不思議じゃないし、そもそも無言くらいで収めてくださってどうもありがとうございます! うんこや何かの死体など送らないでくれてどうもありがとう!

 こうしてブログの作文をお読みいただき、また時折コメントなどして下さって、感謝の限りは尽きないのですが、実際問題、オレの内面を文章化したら途端に皆さん引きますよ。女の子を見たらまず、乳首や性器の色や形を想像するところから入りますからね! 以前霊能者に会った時はそれを見抜かれたらどうしようと思って、霊能者が女性といってもおばちゃんですが、それがばれたらどうしようと思ったら、余計に想像してしまいました。したくないのに!

 案外普通なのかもしれないけど、人の不幸話は大好きですもんね。以前はカップルを街で見かけて、美女だったりするとそれこそもうはらわたの煮えくり返る思いをしたもので、今はそれは落ち着いて、どんな美女でもけっこうしんどい場合が多いと分って、彼氏の方には「頑張れよ!」なんてエールを送るようになった。これは別に心がきれいになった訳ではなく、実際のところ美女とつきあうのは、普通の女の子よりむしろきつい場合が多いからで、なんの羨ましさも感じないからです。それは、1回2回セックスしたいくらいの気持ちはありますが、気難しい女ときちんと恋愛したいかと言ったら、まっぴら御免であります! そうは言っても相手あってのことなので、端から心配する必要は全くないのですが……。

 人が辛い思いをしたら素直に「大丈夫、何か力になれることがあった言ってね!」と言ったり、人が嬉しい思いをしたら「よかったね!」なんて思えるようになりたいものです。そうでないケチな人格の自分がのうのうと自分の中でのさばっているので、余計な事を言って人に嫌われたり、自分が惨めな気分になったりする。せめて最低限、敵を作らないように済ますためになんとかこのブログでは無難な作文をこれからも続けて行きたいと思っております。原則としては、ポジティブな気分で文章を書ける対象か、他所様に自慢と受け取られないような自分の情けない話ばかりになるものと思われます。

 それではこれからもどうぞよろしくお願いいたします!