古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

風邪にはダクダク療法

 東京にスポフェスなどの用事で行って帰ってからどうにも体がだるくて、どうしたことかと思っていたら鼻が詰まったり咳が出たりしてきてどうやら風邪を引いたようであった。東京に行って帰るといつも調子が悪くなる。もう田舎体質が染み付いて都会に適応できないのだろうか。

 しかし、この冬からは部屋にガスストーブを導入し常に薬缶でお湯を沸かすようにしているお陰か喉が痛くならなかった。熱もないのでそんなに深刻な状況ではないのだが、空手は休んだし、その後筋トレに行こうと思っていても全然回復しないままなので、いい加減手を打たねばならないとダクダク療法を試みることにした。

 ダクダク療法とは、オレが勝手に言ってるだけだけど、風邪を引いたときに思いっきり熱くして汗をかいても我慢して寝るという風邪の撃退法です。

 そもそも人が風邪を引くとなぜ熱が出るのかと言えば、その熱で風邪のウィルスを殺すことが目的であるという説をどこかで聞いたことがあるような気がしていて、オレはその説を採用し、熱が出た場合は風邪薬を飲まない。飲むとだって、せっかくの熱が下がってウィルスが死なないからだ。その分目一杯厚着して、腰にカイロを貼り付けて背中と首にタオルを巻いて汗でダクダクになって寝ることにしている。

 それはもう大変な寝苦しさで気持ち悪いにも程があるのだが、そうやってダクダクになって翌朝目を覚ますとすっきり風邪の症状が治まっている。

 今回は熱が出てないので、これまでだらだら対処をせずにいた。そこで、しばらくぶりにあっつあつの風呂に入ってタオルを巻いて厚着して寝る事にした。喉が渇いてもお湯しか飲まない。

 それで、翌朝どうなったかと言えば、大してダクダクにならなかった。それなりにじんわり汗は出てもすぐに乾いてしまう程度の物足りなさで、寝苦しくもなかった。そのためか、いくらか昨日よりは調子はいいような気もするが、鼻水も咳も出る。普通に寝て起きて快方に向かっているだけみたい。

 なんでもいいからさっさとすっきり直したいものですな。