古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

マネーボール

Ph_425851 マンガ家のじぇんじぇんが引越しの時に捨てる本をたくさん送ってくれて、その中に『マネーボール』という本があった。

 メジャーリーグオークランド・アスレチックスのジェネラルマネージャーを務めるビリービーンと言う人についての本で、アスレチックスはヤンキースに較べて予算が1/3なのに、毎年プレイオフに進出し、その秘密は一体何なのかという内容であった。

 ビリービーンはスカウトとトレードでよその球団が注目しないようなユニークな選手を安く雇っては、成績を上げさせてよその球団に高くFAで取らせたり、数人の選手と交換したりと徹底して経済効率を上げ、戦術では打率より出塁率を重視して、それまで誰も注目していなかっった四球を選ぶ能力の高い選手を高評価するなど、統計的に有利な方針を取っていた。他にも高卒ルーキーは取らない、打者には初球に手を出させない、などユニークな方針がたくさんあって実に面白い本で、すっかりアスレチックスが気になってしまった。

 しかし、この本を読んだのが昨年の10月でちょうどプレイオフをやっている辺りで、昨年はアスレチックスはプレイオフ進出ができなかったので、本の内容を確かめる事ができなかった。

 さて、アスレチックスは松井が所属するヤンキースや、イチローや城島が所属がするマリナーズと同じリーグに属するので、一昨日からのヤンキースとの三連戦に続いて、明日からはマリナーズとの三連戦がBSで生中継されるのであった。ところが本をどこに片付けたのか探しても全然見当たらず、文庫化されていたのを買った。文庫本なのに789円もした。最近の文庫本は高いなー。

 『マネーボール』が書かれたのは2002年のシーズンとドラフトについてであった。それから4年経過しての2006年のシーズンが開幕し、本に出てくる選手を中継で確認したところ、ニック・スウィッシャーが9番を打って外野を守り、エリック・チャベスが三塁で4番だった。中継で確認できなかったけど、本に載っていて気になる選手がいるので、軽く触れてみます。

・ジェレミー・ブラウン
 普通のスカウトが絶対に注目しないようなデブで、大学リーグで300安打と200四球の記録を持っている捕手で2002年のドラフトでアスレチックに入っていて、現在ホームページではマイナーにいるようであった。すごく、見たい。

・スコット・ハッテバーグ
 レッドソックスの捕手だったが、右腕の手術で一時は球を握る事もできず、球団からほっぽり出されそうになり、他の球団が見向きもしなかったのをアスレチックスが格安で獲得。理由は三振が少ないことが理由の一つで、さらに、2ストライクからの三振が少ないことがスカウトに気に入られたそうであった。ポジションはそれまでやったことのない一塁手だった。塁を守りながら、敵チームの出塁があると塁上で親しくおしゃべりをする。そんな様子が見たかったのだが、球団ホームページで名前を確認できず。引退したのかな。

・ケビン・ユーキリス
 レッドソックスのデブのマイナー一塁手で神業的に四球を選ぶのがうまい。ホームページで確認できず。

・チャド・ブラッドフォード
 アンダーハンドの投手。ホワイトソックスのマイナーチームから移籍。ゴロを打たせるのが上手く、抜群に安定した成績を残していたのに、球の遅い変な投げ方の投手と言った評価してしてもらえずくすぶっていた。この選手もホームページに名前が見当たらず、どこで何をしているのかわからなかった。マイナー時代は投球フォームが変でスカウトに笑われていたとのことなので、どのくらい変なのかすごく気になる。

 『マネーボール』を片手に中継を楽しもうと思っていたところ、2003年に出版された本なので現在ではすっかり様子が違っているようで、残念だ。