古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

サブカルの総本山・クイックジャパン

Imgp0961 マンガの映画化、公開のお陰で、サブカルの総本山・クイックジャパンに『タイマン』というショートマンガを描かせていただきました。他にコラムのコーナーで映画化についての作文も掲載していただいて、連載陣である赤犬の和歌頭アキラさん(映画の音楽を担当して下さっている)も映画についてコラムを書いてくださり、ちょっとした祭りです。特集は「政治」で、表紙はドラマ『ドラゴン桜』の好演が記憶に新しい長澤まさみちゃんです。1万2千字ロングインタビューもあります!

 それから、日本一のゾンビ研究家である伊東美和さんのブログ『ZONBIE手帳』で新連載の宣伝をしていただきました。長編はここ最近、終わりまでネームを終えて作画に掛かるのですが、伊東さんにもご覧いただき、ご意見をお聞かせいたいだいておりました。本当にどうもありがとうございました!

ZONBIE手帳

 

 仕事は『ライフ・イズ・デッド』の第6話まで描き終ったところで、お盆を迎えたのでちょっと休みを取ってパソコンの組み立てと自主映画の編集をすることにしました。仕事で使っているパソコンは、デスクトップのベアボーンで、前に使っていたヨドバシのパソコンからCPUを移植したもので、Pen4の2.4Gという大層なものではないのですが、システムとしては非常に快調でマンガ専用機としてこれ以上いじりたくないと思っており、その他の業務連絡や音楽を聴いたりと言った作業はソーテックのノートパソコンを使っているのです。

 このパソコンは最近の上品な静音ノートとは違って、普通のPen4の2Gを積んでいるのでそのままでも轟音でファンがうなりを上げていたのですが、HDDを100Gに載せ変えたところ、ファンが止む時がなくなってしまいました。その上、ituneでリッピングをしようものなら、CDの3枚目くらいで、熱暴走を起こして電源が落ちてしまうようになっております。このままだといつ壊れても不思議じゃなく、おっかなくてリッピングもできない。

 そこで、せっかくの機会なので映画の編集や音楽製作もできる上等なやつを組んでそれをマンガ作業以外のメインマシンとして活用してやろうと思いました。パソコン雑誌でマザーやCPUを見て、それをネットで値段を調べる作業が楽しくて楽しくて、core2duoもいいけど、AMDも一度はやってみたいし、値段の下がったアスロン×2なんていいんじゃないかなーなんて熱中しておりました。

 5月でソフマップが閉店してしまったため、近場のパソコンショップはtwo topしかなくなってしまい、現場の相場や実物を見に行ったところ、CPUの表示板の品切れの札を見た途端、今買わないといけない!という衝動に駆られ、カードを使って一通りの素材を買ってしまいました。総額8万円! 本来オレは新しいものに飛びついたりはしない性格で、ちょっと前の機種が型落ちして安くなったのを買うのが好きだったはずなのに、3万近くもするcore2duoを買いました。マザーボードは馴染みのないメーカーのASROCKというところのものしかなかったのですが、友人にネットで検索してもらったところ、カカコムで最安が1万6千のものが1万3千円台だったので即買いしました。

Imgp0962 ずっと憧れだったASTA2接続もあり、うきうきして組んだわけですが、グラフィックボードの規格が合わない。店員に聞いて買ったのに全然違うタイプの接続でした。店に電話すると返品に応じてくれそうで、でも閉店していて買うことができず、どうしても今日中に組みたかったので、近所のヤマダで別のを買いました。ケースのコードが余っていたり不安材料がありつつも、組み上がり電源を入れるとBIOS画面が出ず、OSのインストールもできない。何時間も四苦八苦してあれこれためしたものの、ダメだった。ネットで調べるとどうやらHDDを認識していないのではないかとのことでした。HDDは2台買っていたので両方調べてダメだったから、マザーの調子が悪いのではないかと思いました。

 その夜はもう何もできずがっかりして、しかし気になって何も手につかず、組んだパソコンを梱包して車に積みこみ、それでパソコンについてはやることがなくなり、かと言ってテレビを見ても集中できないので、新しいパソコンでやろうと思っていた自主映画のDVテープのキャプチャをノートパソコンと外付けHDDでやることにしました。ノートがまたこれで熱で落ちたら嫌だなーと思いつつやってみると、すんなりできました。

 翌日、店にグラフィックボードとパソコン本体を積んで行くと、返品はすんなりしていただいて、パソコンはなんて切り出すべきなのか考えあぐね、実はこういう状況だと言うと、マザーボードはHDDやメモリがなくてもBIOSの起動はできるものなので、それを試してみないとマザー本体の調子が悪いのかどうか分らないそうでありました。それは試してみないうちはなんとも言えない状況です。

 それをやる前に編集をざっくりやって一区切りついてからにしようと、編集作業を始めたところ、すっかり楽しくてパソコンの事がまるっきり気にならなくなりました。仕事じゃない遊びの創作って楽しいなーなんて改めて気がつきました。12時間くらい延々やりつづけておりました。

 そんなこんなで、ようやく編集も1日半くらいで13分程度の映像作品が音楽以外ほぼまとまり、パソコンに取り掛かろうというところであります。

 自主映画作品『ゾンビの森』は中野タコシェさん主催による『これが未来だぜ!』発売イベントとして9月1日に中野ZERO視聴覚室にて上映いたします。
これまで作った2本の映画も上映しますよ。申し訳ないのですが会場代なども掛かりますので、タコシェで本を買ってくださった人は500円、映画だけの人は
700円の入場料となっております。こんなお金を取っていいのか分らないようなケチなもので本当に申し訳ありません。言い訳たっぷりの本人解説つきです。

タコシェブログ