古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

話題がローカルで申し訳ありません

 ここ最近は全国の皆様に発信するような話題が全くなく、前からそんなになかったのですが、地元かせいぜい長野という非常にローカルなものばかり。前はもうちょっと華やかにしようと画像も上げようとしていましたが、結局億劫で、最近はとんとやってません。映画は割りとたくさん見てます。でもまとめてなくて、そうこうしている間にどんどん記憶が薄れております。記憶力には本当に自信がありません。この3連休はシナリオ講座で朝から夜まで講義漬けでありました。大変な充実振りで、へろへろになりました。

 例えば今日はどんな講座だったのかと言うと、おのおの書きたいテーマがあります。それについてネタを発表して、その作品の冒頭を受講生おのおのが書くというものでした。制限時間20分で、枚数制限なしでした。これが面白くて、だって、受講生は5人なんですけど、自分だったら絶対に手をつけないような題材の冒頭部分を無理矢理書くんですよ。

・小学生の金貸しの話

・自殺しようとしている孤独な男の話

・ヘルパーとパーキンソン病の老人の話

・何でも屋の男が恋をする話

・普通の高校生がヤンキーと5対5で喧嘩をする話

 最後のはオレのなんですが、他の4編はまず自分からの発想では有り得ません。また、他の人が書いてくれた自分のネタについては参考にして、今後シナリオ製作に活かしてもいいというルールでした。人数が少ないから成立するのだと先生がおっしゃっていて、今日は一人欠席で合計6人でしたが、ろくに宣伝していないのはそういう意図があったからでした。このブログがほとんど宣伝力がないことがむしろ幸いしました。

 オレのネタは、どうすれば喧嘩するきっかけになるのかと、なんで5人対5人でないといけないのか、それが全く思いつかなくて、ずっとネタ帳に描きっぱなしになっていたものでした。それさえ分かれば、後は『七人の侍』と同じ骨格で進めればいいと思っていました。今日は冒頭をおのおの書く講座でしたが、昨日は、みんなが協力して、だれかのネタに肉付けをするという講座で、お陰で多大なるヒントを頂戴しました。これでどうにか形になりそうで、受講して本当によかったと思いました。

 みなさんの連休はいかがでしたか?