古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

CONTINUのポケモン大会に出場した

 下北沢で開催されたゲーム雑誌CONTINUのポケモン大会に出場しました。我がポケモン人生のハイライトとも言えるイベントで、大会直前まで駅前のマクドで育成に必死になっておりました。出場できるポケモンはレベル50までとの事で、どうにか6匹のポケモンは50に到達していたのですが、ヨシコ(コロトック、カマキリみたいなポケモン)の技のシザークロスを間違って消してしまったため、カズミヤ(ドクケイル、蛾のポケモン)を頑張って育成しようとしたら全然間に合いませんでした。

 ところが、準決勝までは手持ち4匹までしかエントリーできませんでした。大会は10人くらいのトーナメント戦でした。

ちんかす(オレ)のポケモンは次の通りです。
ゴウカザル      :炎・格闘タイプ 火だるまになっている猿のポケモン 臆病な性格
・パーコ(レントラー) :電気タイプ 犬みたいなポケモン まじめな性格
・ゴキ(ギャラドス)  :水・飛行タイプ 竜のポケモン 穏やかな性格
・クンニ(ムクホーク) :ノーマル・飛行タイプ 鳥のポケモン 照れ屋な性格

 1回戦第二試合で、某ポケモン系列会社のTさんと対戦しました。

 うちのエースであるクンニを出すと、Tさんが繰り出すクロバット(蝙蝠のポケモン)の催眠術で1発で眠らされてしまったので、交替すると次々に全部のポケモンが眠らされてしまい、眠っている間になぶり殺されてしまいました。何もできずに瞬殺されました。打撃の選手が総合で、寝技を掛けられて何に一つ技を出せずじまいで終わるような、ちょっとの前のHEROSで極真の池田選手と所選手との試合のようでした。

 愛着を持って育てたポケモンが果たして通用するのか検証しようという意図は若干あったのですが、全然通用しないという結果が出ました。このような真剣勝負ではきっちり戦術を立てて挑まない事にはまるで歯が立ちません。

 勝利の方程式が確立されていました。クロバットやゲンガーなどエスパー系で素早さを高くして、催眠系の技でまず眠らせて無抵抗にしてダメージを与える。なので、時折催眠術に失敗すると逆転が起こる場面があったりしましたが、方程式を持つ者が持たざる者を圧倒する試合が多かったです。なので、強い人のポケモンはかわいい子が全然いませんでした。催眠術を禁じ手にしたら、いろいろな局面が見れそうです。

 レベルで制限するだけでなく、立ち技限定、寝技限定のようなルールでやるのも面白そうです。

 会場は飲み屋さんを貸しきって、プロジェクターでスクリーンに大映しして観戦しました。いろいろ考えさせられるとても面白いイベントでした。大田出版の皆様どうもありがとうございました。

 この大会の模様は次号のCONTINUでのポケモン特集で詳しく紹介されます。お楽しみに! その号ではオレも、カラーの2ページでポケモンマンガを描かせていただきました。権利関係の問題でポケモンの絵を描いてはいけないという猪木ーアリ戦のような条件でしたが、へこたれずに描きました。

 さて、オレのポケモン・パールはと言うと、育成しながらお金ももうかるので、四天王戦をクリアせずに何回もループしています。エンディングロールを見てしまうと、モチベーションが途端に下がって止めてしまいそうで、ちょっとクリアしたくないんですよね。