古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

フィーバーズのライブがあるよ!

 明後日ですが、『言霊・音霊』というイベントにフィーバーズで出演します。
イベントはRUINS alone(吉田達也さんのソロユニット)、こわれ者の月乃光司さんとYOPPYさん、長澤+miminaryとご一緒させていただきます。

11月29日 開場 6:00 開演 6:30
開場 WOODY(古町)
新しいWOODYは岩船屋の隣の古町ビルの4階です
?025-224-4525
前売り 2,000円 当日2,500円
Sany0001


 フィーバーズは7時からの出演です! RUINSといえば昔はミュージックマガジンでチェックしてディスクユニオンでCDを買ったりしていたそれは雲の上のようなバンドだったのですが、こうして共演させていただける時代が来るとは、しつこくやりつづけているものです。それと、田舎に住んでみるものでもあります。東京に住んでたらこんな光栄なこと絶対にあり得ないですからね。

 こう見えてバンドブームの真っ只中で青春を過ごしたわけで、マンガと同じくらいのキャリアでバンドをやっているんですよ! そうは言っても誰からも求められることもなく勝手にやってるだけなので、無意味な自己満足に他ならないのですが、この調子でこれからもずっとやっていく所存であります。

B0002282hy_01__aa240_sclzzzzzzz_
 フィーバーズというのも、元は大内アパートフィーバーズという名前で、その名の通り、大内パートの住人で結成したバンドだったのです。うるさくて汚い音のファンクバンドです。アパートもとっくになくなってしまい、意味を説明するのも面倒なのでフィーバーズにしたのですが、60年代のボーカルグループでFeversというのがあると最近知ったのでどうにかしないといけないなと思っているところです。

 せっかくなのでバンドメンバーを紹介しましょう。

Ss2_041
・小沢裕(ギター)
・丸目高広(ベース)
・タカベー(ドラム)
古泉智浩(ギター)

 オレ以外の3人はみみーちゃんというスカバンドをやってます。オレだけ仲間はずれ。タカベーは他にかならズというバンドもやっていて、丸目はロンボク島というバンドをやってます。みみーちゃんはそれこそ、10年以上毎週練習を欠かさず継続しているので、猛烈なテクニック集団にいつのまにかなっていました。それに比べてフィーバーズはここ数年、年一のライブの直前にちょろっと練習するだけなので、その度に曲を思い出すところから始めないといけない有様です。そうは言っても音痴のオレが、ギターの弦を押さえやすいところだけで作った曲ばかりなのですぐ思い出せるのです。オレ以外はみんな優秀なミュージシャンなんですよ。なんで付き合ってもらえているのか意味が分からない。

 そもそもなんでファンクを志したかというと、オレのギターの師匠である小林さんの教えで、ファンクはコードが一つでも成立する音楽だということが大きな要因であります。同じところを押さえてずっとカッティングしてればファンクとして成立するんですよ。間違ってるかもしれませんが、オレはそう信じているわけです。後々、ファンカデリックスライ&ザ・ファミリーストーンマーク・スチュワートのポップ・グループなどを知るにつれ本当に好きな音楽になって行きます。人にバンドを説明する時は「ポップグループがもっと下手で音楽的にせこい感じ」と言います。バンドを始めた当時はノイバウテンビブラストーンが一番好きでした。ミクスチャーロックも流行ってました。初めて見た外人バンドはリンボーマニアックスで、当時はレッドホットチリペッパーズよりもずっとふざけてて好きだったんですよね。アルバム一枚で消えてしまいました。

 バンドの連中はこうしてライブがあるというと東京からわざわざ出向いてくれるので、ありがたいことこの上ありません。一時は新潟で面子をそろえて一回ライブしたのですが、一回きりで終わってしまいました。オレはわがままで年も年なので、新しくバンド仲間を集めるのももう難しいです。今の人らに見放されたら、一人でやっていくより仕方がありません。練習はオレが上京した際にやってます。3月3日に渋谷の屋根裏でライブをする予定があるので期日が近づいたらまた告知しますね。ポジティブな説明が0なので、誰も来たい気分にさせないところがオレのよくないところです。