古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

宣伝です

 ずっと一昨年自費で出版して、昨年売り切れていた『ピンクニップル』というマンガが新風舎さんの『エロ悲しい』というムックなんですかね、単行本風のソフトカバーの本に収録していただいて発売となっております。『ピンクニップル』82ページの他に石原まこちん先生とエレキコミックの八井さんの対談や、韓国の徴兵のマンガ、上海のイメクラの小説、イメクラの小説などなど豪華な内容です。どれも素晴らしい作品なのですが、特にまこちん先生の小学校時代のエピソードがすごく面白かったです。
Imgp1007 『ピンクニップル』はもう3年前くらいに描いていたマンガで、青年誌に掲載していただくつもりで描いたのですが、掲載の目処が立たないので泣く泣く自分で出版しました。どうしようもないエロマンガで、そんな情けない事情がある割りにけっこう評判はいいですよ。ぜひお読みいただきたいです!!

 それからちょっと前に発売になってすっかり宣伝するのを忘れていたのですが、銀杏BOYZの通販用のTシャツの絵を描かせていただきました。こちらのサイトから通販しております!銀杏さんは知り合い以外で最初にオレに絵でお仕事を発注してくださった方なので、本当に足を向けて寝れません。ライブDVDが発売になるとのことで、これから微力ながら宣伝させていただきますよ!

 関係ないですが、オレのマンガを流通している活字媒体で一番最初に取り上げてくださったのはマンガ評論家の大西祥平さんです。今はマンガ評論以外に、原作も手がけていらっしゃって、『週刊少年チャンピオン』にて『涅槃姫みどろ』という恐怖マンガを連載されております。

 大学の時は油絵描いていたんですが、油絵と言っても別に何がどうってものでもなく大したもんじゃないですよ。でも、一枚の絵をじっくり何日も掛けて描きます。毎日何時間も一心不乱に音楽聴きながら描いてました。そうやって作業に没頭して色を塗り塗りしてると脳内麻薬が発生して、なんだかじんわり気持ちよくなるんですよね。それがなんかいい感じでずっと何年かやってました。

 ところが、マンガの絵の作業は何一つ気持ちよくないんですよね。一コマを1点とするともう点数が膨大で、じっくりなんて描いてらんないです。しんどいばっかり。

 何が言いたいのかというと、愚痴です。仕事というのはそういう事なんでしょうし、スロット屋の店員やコンビニの店員など、もっときつい思いをして仕事している人なんていくらでもいます。そうは言っても今月はずっと仕事してて、もう疲れました。まだもうちょっとあるんですよね。はーあ。何日か休みたいなー。