古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

『青春★金属バット』DVDの見本が届いた

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 左がレンタル用で、右が特典たっぷりのDVDもついた2枚組みの販売用です。いよいよ21日に発売、レンタル開始です! どうぞよろしくお願いいたします!!

 これで映画『青春★金属バット』絡みの行事は全部終わりになると思うと寂しいものがあります。確定申告の計算していたんですけど、去年は映画もあって19回も上京してました。新幹線代もったいない! 何かいい方法を考えないと良くないです。3回上京した月も2回ありましたよ。東京に住むよりは断然お金は掛かってないですが、それでもちょっと半端じゃないです。

 アマゾンで予約も始まってますよ!

 こんな事はマンガ人生で二度とあるか分からないから、そこは出し惜しみしない方針でいましたが、きついはきついです。

 最近つくづく思うのは、オレはたるんでいると言うことです。大した悩みもなく、パラサイトシングルで、不満がほとんどない。小さくまとまって果たしてこれでいいのかと、こんな事で面白いマンガなんて描けるのかと不安になります。そもそももう全ての希望が叶ってしまった。一昨年ちょっと試みにバイトしてみたら、あまりの過酷さにマンガを描くことの喜びを確認したはずだったのに、その実感が沸かなくなってしまった。こんな人間が描くマンガに意味があるのかとぐじぐじ考えつつ、それとは関係なくテレビを見ていたらアシュレーちゃん(子供なのにどんどん老化する病気の人)が、鳥の雛みたいな外見で、体が弱くて大変なのにペットショップでバイトすることになって大喜びしてました。彼女は動物が大好きなんです。ペットショップのみなさん本当にいい人! 頑張れアシュレーちゃん、本当によかったね。アシュレーちゃんは本当に深刻な病気なのに、全然めげたり文句を言ったりしなくて、必死で生きてて立派です。

 その番組では背骨がS字のカーブを描いていないせいで、二足歩行ができなくて四足で這って歩く人も出てました。手のひらが足の踵のように硬くなっていた。四足歩行では空手もできない。世界には大変な人がたくさんいるものだ。

 とにかくオレは愚痴っている場合じゃなく、取り敢えず確定申告の作業をしました。死ぬ前にエロ本とAVとピンク映画を作ってみたい。それに向かって頑張ろう。