古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

映画秘宝・男が泣ける純愛映画!

Hiho0705
 発売中の『映画秘宝』で「男が泣ける純愛映画!」という特集で、浅草キッドの皆さん、大林宣彦監督のインタビュー、石原まこちん先生のコラムなど素晴らしい特集なのですが、そんな中オレも、杉作J太郎先生との対談という形で末席を汚させていただいております。構成はギンティ小林さんが担当されております。

 杉作J太郎先生の映画の知識は大変なものでオレなんかさっぱり見てないものばかりで話にならず、ギンティさんが受け止める役をやってくださっておりました。恥ずかしい。なのにも関わらず、本文ではわずかなオレの発言を拾っていただいて、あたかも上手い具合に話をしているかのように構成していただき『ライフ・イズ・デッド』の宣伝までしていただきました。

 今回の号では柳下毅一郎さんのページでまで『ライフ・イズ・デッド』を紹介していただいております。全くお世話になりっぱなし! オレに何がお礼できるかと言うと、マンガでニートが読んでる雑誌として映画秘宝を描かせていただくとかそんなくらいのものなので本当に申し訳ありません。

 他の記事ではポールバーホーヴェンの『ブラックブック』が公開記念での特集、最近オレが興味のあるピンク映画の田中登さんの追悼特集があったりと、読み応えたっぷりです。『(秘)色情めす市場』『丑三つの村』見たいなー。

 中川翔子ちゃんの『秘宝遊戯』はオレも大好きな『ドリームキャッチャー』です!

 世間では石川県で大地震が起こり、そのせいでうちでは祖母が眩暈がすると言って、祖父の初七日を欠席しました。明日医者に行かないといけないと訴えていたのですが、その直後に腹が減ったと言って台所でエビの天ぷらを食べているのを母に見つかり、果たして眩暈で苦しんでいる人がそんなに食欲が沸くものなのか、単に出かけるのが面倒で仮病を使ったのではないかとの説が浮上しております。自分の夫が亡くなったと言うのに! 初七日が済んで帰宅すると祖母がいたので「眩暈の具合はどうらね」と聞くと「うん? ……まあ大分いいみたいらね」と言いました。「明日病院は行くの?」「う〜ん、行かなくてもいいみたいらね」と言ってました。

 そんなことよりも加護ちゃんの喫煙&交際報道の方がよっぽど大激震であります。このニュースがいろいろな新聞のトップに来るとは未だにハローは国民的関心事なのかと驚きました。加護ヲタの皆さんが気の毒でなりません。オレは加護ちゃんはもうとっくにやる気を失っていたんだろうと思っていたので、そんなにびっくりしてません。彼女は天才肌で、計算や努力でなく高得点をたたき出すタイプで、それでとてつもない輝きを発揮していたわけで、後年そんな勢いに翳りが出ると、何をやっても楽しくなくなってしまったのではないかと思います。『めちゃイケ』の岡村女子高等学校でも、ビリになって泣いていた姿が思い出されます。そういうのはすごく嫌なタイプじゃないでしょうか。もっとも辻ちゃんも勉強でビリで泣いてましたけど。アイドルとしはあんまりよくない行動でしたが、普通の19歳のヤンキー娘には全く普通の行為なので、これからは心穏やかに楽しく生活していただけたらと思いますし、いつか吉田豪さんにインタビューしていただきたいです。それにしてもWが残した2枚のアルバムを聴きながらこの作文をしているのですが、本当に名盤です。悔しいのは2000年か2001年の段階でソロ写真集をなぜ作らなかったのかと言うことであります。当時、ローティーンの加護ちゃんはそれこそダイナマイトな目も眩まんばかりの可愛さで日本をとろけさせていたんですよ!