古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

モーニング娘。と野狐禅

 土曜日に新潟県民会館モーニング娘。のコンサート、月曜日は古町JUNKBOXで野狐禅のライブを見てきました。

 先週は、ラジオでJUNK2の最終回をことごとく録音に失敗するという痛恨の失敗で、それというのもトークマスター2がエラーを起こしていてそれに気づかず放置していたせいなんですが、とにかく4年半聞いていたスピードワゴンの最終回を逃してしまうということで、ネットの力でどうにか補完しないといけない状況になってしまいした。

 そんな流れなのか土曜日、着替えのTシャツにタオルと万全の態勢で新潟県民会館に車で向かいました。夜の回だったので渋滞で、それでも開演の10分前には到着の予定でした。ちょうど沼垂に差し掛かった辺りでチケットを自宅に忘れていた事に気づきました。ショック!ショック!ショック! 開演の30分遅れで会場に入りました。すっかり温まったヲタの体から発せられる臭い風が会場を吹き荒れてました。匂いの感覚が麻痺するまで辛かったです。これが始めから一緒に温まっていけば、あんまり気にならないんですよ。

 アルバム曲中心の構成で、まずまず楽しいコンサートだなと思っていたらクライマックスは『ザ・ピース』や『恋愛レボリューション21』など破壊力抜群の名曲を散りばめたメドレーで無条件で気持ちが楽しさ一色に染まって踊り狂っておりました。帰ってからも仕事があったのでそんなつもりじゃなかったし、そもそも推しメンが不在なのであんまり熱くなることもないだろうと思っていたのですが、やっぱり娘。本体はスケールがでかい! 最後の曲は『青空がいつまでも続くような未来であれ!』で、ピアノのループが強めに掛かっていてデリックメイの『ストリングスオブライフ』みたいで感動的で、すごくよかった。良曲でした。

 後から調べたら前半ではアルバム未収録の名曲『ポップコーンラブ』をやっていたそうでした。自らの不徳とは言え残念極まりないです。

 本日は野狐禅の新潟ライブ行ってきました。入場料が当日1800円と格安で、対バンがあって持ち時間も40分くらいでした。竹原ピストルさんのブログを先日見つけて読んでいたら、千葉の鴨川にお引越しになって、近所のホテルで室内清掃のバイトをしているとの事でした。夏に旅行をするために夜のバイトも始めるとも書いてました。音楽事務所はそんなに給料が悪いのかと思っていました。ところが、先日、音楽業界の事情通の人から、野弧禅が事務所の契約が切れたそうであると聞きました。つまり、インディーになっての今回のライブだったのでした。

 あんなに華々しくオンエアイーストでライブで超満員にしたり、それこそ映画で主演なさったりしてもこんなことになってしまうのかと、痛ましく思いもするのですが、しかしむしろ、野狐禅は生活感やしみったれた感情を切なく歌い演奏するグループじゃないですか。「10時だバイト行かなきゃ」って歌詞があるんですが、その言葉が現実の重みを帯びるわけです。奥田民生が『大迷惑』でサラリーマンの悲哀を歌ってますが、会社に勤めたことあるのか、学生上がりでそのままバンドやってるんじゃなかったかとオレはずっと釈然としない気持ちでいました。

 関係ないですが、中村紀洋が中日で年俸600万でプレイしています。ほんの一年前は2億ももらってたんですよ。野球の能力が高いことがいかに偉大であるかはオレだった認めますが、それにしてもやってる事自体、面白くて楽しい事ですよね。どんなに練習がつらいと言っても、それだって喜んで他の仕事の傍らやってる人がたくさんいます。野球だけで、他に店番したり配達したり、パチンコ屋のホールを走り回ったり、表を作ったりしなくていいんですよ。それで何億って、オレは引きますね。野球でおまんまが食えて家族が養えればそれで妥当なんじゃないですかね。実際、プロ野球の中継は視聴率が取れなくて、テレビ局のお荷物的存在になりつつあり、そんな現状で選手が高額な年俸を要求するはいかがなものでしょう。球団が入場料やグッズの売り上げで黒字だったらともかく、そうでなければ、せいぜい2千万くらいでいいと思います。ジャイアンツの人気がもっと下がってみんな目を覚まして欲しいです。面白くて楽しい商売で食えるんだったらそれだけで相当な儲けじゃないですか。それじゃ、選手がみんなメジャーに行ってしまうという論調がありますが、どんどん行って外貨を獲得してくればいいと思います。格闘家は痛くてしんどい仕事なので今の野球選手並にもらってもいいと思います。

 オレなんてくれるところからはもらいますが、原稿料が高騰するとむしろ仕事もらえなくなりますからね。そこそこでいいです。

 野狐禅ですが、キーボードの濱埜さんは脳に障害が起こったりムチウチになるんじゃないかと言うほど激しくヘッドバンキングしながら演奏してましたし、竹原さんは素晴らしく熱く歌っておりました。時間が短いとは言え料金が1800円ではもうしわけない、4000円くらいが妥当な料金じゃないでしょうか。物販は濱埜さんがやってましたのでTシャツを買って『ところでここどこ』と『ライフ・イズ・デッド』を渡して帰りました。今度新潟に来る時には、知り合いを誘うなどして、わずかでも力添えしたいと強く思いました。