古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

新潟に遠藤賢司さんが来る!

 しかも、遠藤ミチロウさんも一緒に!! 

FM-NIIGATA「週間アコギ倶楽部」PRESENTS アコギの世界vol.2】
遠藤 賢司/遠藤 ミチロウ/TOSHI(ex頭脳警察)/buffalo chickenF
OPEN 18:00/ START 18:30
前売\3,500 /当日¥4,000
(DRINK代別\300)
PG:LiveSpace Z-1

 こんなすごい面子がたったの3500円!!!

Sijo_cd

 オレが遠藤賢司さんを一所懸命聞いていたのは、東京にいた時分で、『史上最長寿のロックンローラー』なんていうLP盤よりでかいジャケットのついたCDも持っていましたからね。裏が根本敬さんのお描きになったスゴロクでした。そのCDはそのジャケットから出して聞くのは不便であったので、ライブ盤2枚組みの『不滅の男』のケースに入れてました。

 ところが、ある日うちに泥棒が入り、CDを邦盤中心に100枚ごっそり行かれてしまうという事件が起こり、その中に『不滅の男』も入ってました。他にtheピーズなどもやられて、それ以来ハロー時代が到来するまで音楽を聴くのが嫌になってました。

 その泥棒というのは、うちの隣に住んでいた濱ちゃんが下北沢駅前で知り合ったアッちゃんと呼ばれた刺青だらけの恐ろしい男で、なぜ分かったのかと言うと、下北沢のディスクユニオンにオレのCDが丸々中古盤コーナーで売られていたからです。買取時の控えがあったので、すぐ分かりました。すぐに警察に連絡したのですが、全くなんの捜査もしてくれませんでした。ひどい話ですよ。世田谷警察、大嫌い。それ以来警察に対する不信がぬぐえません。田舎に引っ込んでから警察にしつこく電話で問い合わせていたら、オレの事件は捜査も逮捕も全くしなかったのですが、99年末に、アッちゃんは駅前で路上演奏していた若者の売り上げを恐喝したそうで留置場で年越しをしたそうでした。世の中には法律を軽視した、無法な連中が少なからずいるので、皆さんも本当に気をつけて人は選んでお付き合いした方がいいと思います。泥棒に入るまでアッちゃんとも友達とまではいかないまでも普通に挨拶や会話を交わす仲だったんですよ。アッちゃんは「覚醒剤を打ちながらボクシングの練習に励んでいる」というジャック・ハンマーみたいな噂や「乗っているバイクは全て盗難車」という噂もある男で、被害に合うまでは、無法な感じがかっこいい〜、ブランキー・ジェット・シティみたい!などと思っておりました。

 そんな事件があって、手元に今も『史上最長寿のロックンローラー』のジャケットだけが残されています。ライブ当日は、このジャケットにサインしてもらい遠藤賢司さんの残留思念を頂戴しようと思うのです。