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古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

今ある自主映画企画

 話題が自主映画ばっかりで興味のない人には申し訳ないですし、そもそも作ってもお見せする機会もほとんどないという、手探り感のみを提供する場となっております。今週のにいがた映画塾では卒業制作に向けて受講者が企画のプレゼンをするという結構なポイントとなる回なのです。オレは、なんでこうして毎年受講しているかと言うと、自主映画を志して集う人たちが面白いのもありますが、こうして無理やりに企画を考える事で、マンガのネタになるので、商売に直結している部分でもあります。『ライフ・イズ・デッド』も自主映画で考えていたものですもんね。実際に製作するしないはさておき、どんなの作ろうかなと考えるのが楽しいんですよね。

『宇宙人VSヤクザ』
○テーマ「宇宙人を前に男を貫き通すことができるか」
○ストーリーをワンセンテンスで表現
「三人のヤクザが死体を捨てに行った山には隕石と共に地球に飛来した宇宙人が待ち構えていた」
○あらすじ
「その日、地球には流星群が近づいていた。死体を捨てに向かう電龍会の三人のヤクザが、向かう山には隕石が落ち、隕石からは宇宙人が現れる。ヤクザ達は、宇宙人と遭遇する。電流会・若頭の岡島(42歳)は殺されて、体液を吸われてしまう。残った二人はバラバラに逃げる。下っ端のヤクザ・あきら(23歳)は慕っている兄貴・広田(34歳)を探して現場に戻ると、宇宙人に襲われてしまう。そこに広田が現れ、身を挺してあきらを助ける。広田はあきらの身代わりとなって宇宙人に体液を生きながら吸われてしまう、その時あきらの取った行動は……」
[ポイント]
・宇宙人はケムール人風。口からホースを出して体に突き刺して血を吸う。手から光の弾を飛ばす。当たるととても熱い。
・三人のヤクザは広島弁で話す。しょっちゅうタバコを吸っている。
・岡島は広田の女を寝取っている。臆病者だが、自分より弱い相手に徹底的に強い。シャブ中。
・広田は昔気質の仁義を重んじるヤクザ。
・あきらは広田を慕っている。鉄砲玉として失敗した過去を持つ。
・宇宙人はアフターエフェクトを使ってあれこれ特撮表現してみたい。

※山と車だけなので、撮影自体はそれほど難しくなさそうで、お芝居の上手な人が参加してくれると充実したものになりそう。隕石の落ちた山などの美術が大変そうです。黒塗りのセダン車などを調達しないといけないのも悩ましい。15〜20分くらいの作品。
撮りたい度★★★★
実現度 ★★★



『美少女爆弾 佐渡美』
○テーマ「命」
○ストーリーをワンセンテンスで表現
「転校生の美少女・佐渡美は人間爆弾だった」
○あらすじ
新潟向陽高校(偏差値45)の2年生に、佐渡美と名乗る生徒が転向してきた。佐渡島国は衛星中立国として独立し、軍事国家日本とは対立していた。佐渡美は佐渡島国の過激派ブラックピースが送り込んだ、北陸兵器製作所の破壊を目的に作られたクローンの人間爆弾だったのだ。学級委員長の鳥屋野潟男(とやの がたお)は佐渡美の面倒を見るうちに心引かれていく。潟夫は佐渡美が人間爆弾であることを知り、やがて死にゆく佐渡美の気持ちを受け止め切る事ができるのかどうかで非常に悩む。
[ポイント]
佐渡美が美少女かどうかは微妙
・素直じゃない
・ひがみっぽい
・分かりやすい嘘をつく
・構われないとすぐ拗ねる
・セックスに興味しんしん
・戦争を激しく否定する
・すぐ泣く
・全部で20人いる

※学校を借りないといけないので撮影が難しいです。キャストも難しい。マンガなら40枚〜100枚くらいで楽しく描けそうです。自主映画の場合だと、30〜40分くらいで作りたいですね。
撮りたい度★★★★★
実現度 ★★




『涙が止まらない男たち』
○テーマ「ワーキングプアやニートの内面をリアルに描く」
○ストーリーをワンセンテンスで表現
「無職で実家に居づらくなった男が後輩の家に居候するのだが、やがて大喧嘩に発展する」
○あらすじ
 無職の村田(40)は年下のゲームセンター店員・野崎(36)といつも遊んでいたのだが、無職なので当然金はなく、威張っている割に陰では舐められていた。村田は野崎の家に居候するようになると、野崎はそれまで抱いていた不満を少しずつ露にし、ついには大喧嘩となる。彼らが取った喧嘩の方法は、「腕立て勝負」「腹筋勝負」「50メートル走」「相撲」などであった。普段運動をしない男たちのぐずぐずなオリンピック。
[ポイント]
・二人はK-1などが大好きである
・村田による選手の悪口に、野崎は腹を立てていた
・運動勝負の結果は、リアルに勝負を行い、勝ち負けどっちでもいいように2種類シナリオを用意する

※誰かの自宅を撮影場所に借りられれば割と簡単に撮影できそうです。以前に友達に監督してもらおうと思ってシナリオもできてます。15分作品。
撮りたい度★★★
実現度 ★★★★★




『大虐殺!ねるとんパーティ』
○テーマ「恥をかかされて耐えるのが男なのか」
○ストーリーをワンセンテンスで表現
「ねるとんパーティに参加した一人の男は傭兵だった過去を持ち、女にこっぴどく振られた事をきっかけにしゃらくさい出席者を一人ずつ殺していく」
○あらすじ
「元傭兵の西郷(42)は真面目な会社員として働いていた。ある日、会社の同僚・岡田(38)に誘われ、ねるとんパーティに出席することとなった。彼女のできない西郷を岡田は気遣って誘ったのだった。ところが、会場にはムカつく男女がノリノリで盛り上がっていた。女が苦手な西郷は、その中でも地味でちょいブスの女に告白する事を決意する。しかしあっさり断られ、他の出席者に童貞だ、臭いだなんだとバカにされる。その中に岡田が一緒に笑っている姿があった。岡田は仲良くなった女に西郷が仲間だと言うことを知られるのを恐れ積極的にバカにしていた。恥ずかしいのと誰も信じることができない八方塞りな状況は、西郷に戦場を思わせ、殺戮マシーンと変貌させてしまうのであった。
[ポイント]
・撮影は会社と居酒屋

※内容が生煮えなので、もうちょっとしっかり考えたい。撮影自体はそんなに難しくなさそうですが、殺戮場面は頑張って工夫して面白くないといけません。15分作品。
撮りたい度★★
実現度 ★★★★



 思いついたのは全部撮りたいですが、何しろ人手を要しますからね、撮りたい気持ちと実現性を秤に掛けると『宇宙人VSヤクザ』が一番ですかね。実際作るとなると人形劇がリアルなところです。そのためにぬいぐるみを自作するサイトや、ハウツー本を発注しました。とりあえず、人形を作ってみるところから始めてみようと思います。