古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

社会参加活動コース

 あまり詳しい事情は書けませんが、6月に車であれして、免許の減点が6点になってしまいました。何年か前から導入されている違反者講習というのを免許センターで受けました。

 午前中は、全員で座学を受けて、午後は社会参加活動コースと運転実技コースに選択で分かれます。

 社会参加活動コースの方が運転実技コースより3千円料金が安かったのもあって、こっちを選びました。ところが全受講者48人のうち、社会参加の方は6人でした。

 何かおかしいような雲行きを感じながら、我々6人は別室に通されました。すると、午後からは各々最寄の警察署に振り分けられて、そこで活動を行うようでした。全員が別々の警察署でした。

 活動時間3時間で何かボランティア的な事をするのかなと思いつつ、解散が11時半で1時半までに警察に行くように言われ、2時間もあるので運転しながら食事を済ませて、終わった後にやろうと思っていた届け物などの用事を済ます事もできました。

 元ラジオライフ読者としては、警察署に行くのはいくらかテンションが上がります。銃をベルトからぶら下げた人たちがうろうろしているんですよ。留置場が見たい。

 警察署に行くと、係りのおじさんが違反者に対してはそうする方針なのか全くフレンドリーでない対応で、45分間警察の前の通りで、シートベルト着用の旗をかざして立っているように言われました。黄色い帽子に黄色いでかい旗、さらし者じゃないですか。恥ずかしがり屋さんなら相当な苦痛なんじゃないですかね。風が強く吹いていて、お腹にビニールの旗が巻きつくようで、暑かったです。車が100台通る毎に携帯で時間を見ていたのですが、全然時間が経たなかったです。社会活動と言っても、違反者に対しての事なので罰則的な意味合いが強いんですね。

 てっきりボランティア的な活動をすると思っていたので、あまり遣り甲斐の無い仕事でがっかりしました。

 15分休憩して、後半はカウンターを渡されて、45分間、全車両とシートベルトをしてない人をカウントするように言われました。前半はかざしているだけでやる事がないので、近くの木のセミを見たりしてました。こっちはカウント作業があるので、よかったです。バイクは数に含めるのか、運転手はシートベルトをしていたけど助手席の人がやってない場合はどうするのか、オレを見てベルトを締める人はカウントしていいのか悪いのか、やってみるといくつも?が浮かびましたが気にしない事にしました。警察署の前だと言うのにシートベルトせず、更には携帯で通話しながら走っていく人が45分間で二人もいたのには驚きました。700台くらい走って、9%くらいの人がシートベルトしてませんでした。大胆な人が多かったです。

 全部終わって、作文を書いて提出すると、さっきまで冷淡な対応だった係りのおじさんがちょっと優しくなってました。

 運転実技コースの様子は分からないですが、値段も安かったし、負担も大した事無く、警察署に出入りもできるのでまたこういう機会があったら社会参加活動コースを選びたいと思いました。