古いAVは見るのが大変
マガジン・バンの連載は80年代が舞台の人妻エロマンガなので、今回はAVを題材にやってみようと思いました。80年代と言えば真っ先に思い浮かぶのが黒木香主演、村西とおる監督作品『SMぽいの好き』で、調べて見ると1986年の作品でした。
確か小峰隆夫のオールナイトニッポンで小峰さんが大騒ぎしていて、それでオレは週刊プレイボーイを読むようになって、すごく見たくて気になって、大学に入ってから初めて見たんだっけかな。オールナイトニッポンにはゲストに黒木香さんが出ていたような記憶がありますが、定かでありません。
それが今から21年前! オレも年取るわけだと感慨に耽りつつ早速レンタル屋に探しに行きました。ビデオ1のアダルトコーナーはまるでAVの海です。あまりにありすぎてどこにあるやらさっぱり分かりません。恥ずかしかったですが、店員さんに聞いたらこの辺りじゃないかと教えてくれました。そこには古ぼけたAVがまとまっていましたが、肝心の『SMぽいの好き』は見当たりませんでした。一回店員に聞いたら平気になって次の店でも探すのが面倒なのですぐ聞くことにしました。
すると、破棄したとの事でありませんでした。それが赤道店で、近江店に行ってみると置いてなくて、横越のレンタル屋には登録上あったけど、見当たりませんでした。なにしろ21年前ですからね、古くから営業している店を中心に探してみました。古町の東宝の1階のビデオ屋は相当昔から営業しているはずだと、行ってみると店がベニヤで封鎖されてました。前はどこにでもあったはずなのに!しかも店までなくなっているところがあるなんて……。 新宿の蔦屋ならあるんでしょうね。しかし困った。ないとマンガが描けない。
もしかしたらネット配信などないかと思って探してみましたが、他のタイトルはありましたが『SMぽいの好き』はありませんでした。
中古を探してみると、アマゾンで3万円で販売されてました。なんと言うことだ! ヤフオクで検索してみたところ、何年か前にDVD化されていたのが即決で850円で販売されていたので、落札しました。ちょっとでも早く届けてもらえるように佐川急便を指定しました。
黒木香はビデオ1近江店で、他のタイトルが1本ありました。赤道店では、後藤えり子、小林ひとみ、秋元ともみ、など古ぼけて色あせたパッケージで発見できました。80年代の古さと90年代の古さはパッケージの色合いからだと、どっちも同じくらい古いです。今時そんな古いAVを見たがる人もそういないでしょうが、ナイナイのオールナイトニッポンでもAVと言えば豊丸という具合に度々話題に登り、若い人でそういうのが気になる人はいないんでしょうかね。ちなみに調べてみると豊丸さんは1988年あたりに活躍されてました。