読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

AVソムリエ・松江監督

 23日は、シネウインドで『童貞。をプロデュース』新潟上映会がありました。元シネウインドスタッフであり、パート1の主演を務めた加賀くん、パート2の主演の梅澤くん、松江監督の舞台挨拶もありました。そしてなにより映画が大変面白く、とてもいいイベントでした。加賀くんはご両親が観覧に見えていたようで、気まずい雰囲気でした。オレも『青春★金属バット』の上映で挨拶させていただいた際には真正面に母親や親戚の人や母の友達が陣取っていて、普通の挨拶しかできなかったので気持ちが痛いほど分かりました。

 非常にみずみずしい、童貞時代の感覚が蘇るような素晴らしい場面が満載で、展開も含めて非常に面白い映画でしたが、何より驚いたのは現在20代の梅澤くんが島田奈美の熱狂的なファンとなっている事です。彼女への愛を伝えるために自転車を改造してタイムマシンを作り、タイムスリップをするために崖を落ちるという自主映画を製作していました。すでに引退しているアイドルに熱を上げるというのは今年のハロプロショックを考えるにつけ、非常にありだと思いました。また島田奈美さんはきれいにすっぱり引退して芸能界から身を引いて音楽などのライターをされているとの事で、そういった終わりが分かっているのも安心してファンでいられるじゃないですか。その手があったかとオレは驚いたわけです。

 この日はシネウインドのパーティがあり、2次会もあって、その後、松江監督とプロデューサーの直井さんと梅澤くんとで、新潟のボンクラが毎日通っても飽き足らない24時間スポットであるメディアパワーとビデオ1巡りに案内しました。

 メディアパワーは元はビデオやCDのレンタル店だったのですが、ゲームの販売、駄菓子、コミックレンタル、エロDVDやエロ本の販売などなど、業務は多岐に渡り、まさしくアホな男子の頭の中身を具現化したような店です。その駅南店に大量のエロビデオが5本以上200円という捨て値で売られていて、AVも制作されている松江監督がそれまで具合悪そうだったのに急に元気になって「こんなのもあったんだ」「これ面白い」「これは絶対見た方がいい」とソムリエぶりを発揮してくださったので、V&R作品を中心に名作AVを10本セレクトして購入しました。これは見るのが楽しみだ。

Sany0025

 次にビデオ1近江店に行くと、1円レンタルを実施していたので皆さん驚いておりました。ビデオ1近江店は16万本所蔵しており、「16万あれば全部借りられるのか……」と梅澤くんがつぶやいてましたが、1円レンタルは一人5本まででした。松江監督の『セキララ』が残っているのを発見すると、松枝監督が「1円なのに借りられてない」とショックを受けておられました。調度見たかったところなのでオレが借りました。レジで1円払う際には、1円じゃ申し訳ないので10円払いますと言いたくなりました。また、2週間レンタルにも驚いていました。ビデオ1は通常でも旧作が180円なので、蔦屋が時折開催する半額キャンペーンなんてちゃんちゃらおかしいです。

 メディアパワー青山店は駅南店より更に売り場面積が巨大で雑誌や書籍、エアガン、トレーディングカードの販売もあり、更にはコミックレンタルの横にネットカフェまでもができていました。オレも久しぶりに行ったので知りませんでしたが、更にボンクラ度が上昇していて魂消ました。中古のVHS販売もあり、皆さん熱心に物色し大量に購入されておりました。松江監督は明日は名古屋に直で向かうそうで、品物は宅急便で送るとおっしゃってました。

 新潟だけじゃないかもしれないですが、ソフトを見たりするだけなら大体なんでも見れて、しかもお金が全然掛からないし、バイパスが発達しているので車でどこでもすいすい行けます。映画館も大抵ガラガラで、楽々座れて、車ですいっと行けて、何においても「待つ」という事がほとんどなく、生活が楽で仕方がありません。そんな事を改めて思いました。東京だったら毎日1万円くらい平気で使うくらいの根性がないと同じような気持ちでいられないんじゃないでしょうか。それもこれもネットのお陰で、ネット以前にたまらなく嫌だったラジオの問題もほぼ解決されてしまった以上、本当にオレは新潟で充分です。東京にもし住んでいたら空手道場にも行ってないし、自主映画も作っていないと思います。他に面白い事がたくさんあるからそんな必要もないのかもしれないですけどね。