古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

地デジっていいですね

 居間のテレビがワイド画面なのに、地上波アナログ放送では両脇が黒く映らなくして使っていて、母はどうもそれが気に入らないみたいでしきりに「地上波デジタルだと全部映るんだよね」と何度も繰り返し言っていたので、地デジ対応のHDDレコーダーを買って取り付けました。安くなったもので250Gで約5万円でした。母には恩着せがましくしておきましたが、本当はオレがBS11の伊集院さんの番組を録画したかったからでもあります。

 せっかくなので接続をD端子ケーブルにしました。ケーブルだけで3千円近くしました。そうすると、まずテレビの入力をD端子接続のコンポーネント2に切り替えて、HDDレコーダーのリモコンで「放送」と言うボタンでBSデジタルと地上波デジタルを切り替えて、更にチャンネルを切り替えるという非常に複雑な操作が必要で、VHSも満足に使えない母にできるだろうかと不安でしたが、地デジ見たさに頑張って覚えてあれこれ見ています。

 地上波もBSも両方番組表で簡単に録画予約できるし、画面がワイドを全部使って見れるのもいいですね。地デジには懐疑的な立場でいたのですが、不満を感じながらもこれだけオレはテレビを必死で見ているんだから、便利だったり気持ちよく見れるんだったらさっさと乗り換えておくべきだったのではないかと、自分の頑固さに疑問が生じて来ました。毎日、しかも長時間使うものだったらいくらか高くても気分として減価償却できるじゃないですか。そんなに贅沢じゃないんじゃないですか。去年みたいにアホほどDVDで映画見ていたらそれこそ、むしろ得なんじゃないかとすら思います。

 オレはシャープのテレビデオ、ワイド画面28インチを部屋で使っています。画面はぼっこりとした平面じゃないやつです。まだまだ充分映るし、VHSも見る事があるので2011年まで持つんだったらこれで行こうと思っておりました。

 また、システムにもこれと言って買いたいと思える商品もなかったです。日立のプラズマテレビのWoooがHDDを備えて録画できる機能を持っていて、しかもHDDを交換できるというのでこれぞと思いました。以前より、HDDレコーダーで自作パソコンのようにHDDが交換できる機種が出たら絶対買いだと思っていたら、なんとテレビにHDDを搭載してそれを交換できるなんてもっといいじゃないかと思ったわけです。コンセントが一つで済むし、接続も必要ないですもんね。ところが、その交換HDDがわずか160Gで3万円くらいします。冗談じゃねーですよ。今や自作パソコン界では500Gで一万ちょっとの時代ですよ、なんだそりゃですよ。また下らない方法で金儲けをたくらんでいるとしか考えられないです。こういうことがあると本当に気分が悪くて買い控えしたくなるので、更に消費が冷えるわけじゃないんですか。こんなことしていると、またipodみたいなのをアップルが開発してえげつなく録画して便利にたのしく使えるようにされちゃいますよ!日本のメーカーの皆さん、目を覚ましてください!

 まだまだオレが欲しいのはないと思っていたら、東芝がやってくれました。REGZAのH3000というシリーズが液晶テレビで、HDDを交換できて更に外付けでもいろいろやれると言うじゃないですか。自作ケースみたいなのにパソコンのパーツ屋で売ってるHDDを入れて接続できるんですよ。もうね、DVDに焼くなんてだるい作業も必要なくなります。ただ問題はまだ、コピーワンスなんていう下らない制度に則っているんですよね。ムーブに失敗したらなんの保障もないんですよ。これがどうにかなれば、何の迷いもなく買いたいところです。もうちょっとすると9回までコピーできるようになるそうなんで時期待ちでしょうか。今売っているのも、ドライバーをダウンロードしてコピー回数を変更できたりできるようになればいいですけど、じゃないと買ってしまった人が気の毒です。

 そうは言っても高いので当分買わなくていいです。でももし次の長編が採用されたら買います。