古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

自主映画作ろうよ!

 オレが一年間で最大の楽しみにしている、にいがた映画塾が今年も開講します。今年は長編の連載中というのもあって、自作をやれるのかどうか不安もあるのですが、なんとか10分でも5分でも作りたいです。毎年1本ずつ短編を作っていて『転校生』を描いていた年だけやってない事をすごく後悔しています。

 しかもいい事に、今年は日曜と水曜の同時開催で、水曜なら時間も短いので一仕事終えてから受講に向かう事もできます。値段も日曜に比べて安いです。オレは水曜日で申し込みました。締め切りが実は14日までだったのですが、まだ大丈夫みたいです。

http://www.n-eigajyuku.com/

 カメラなどの機材も以前に比べて断然安くなってますし、パソコンなど編集環境も整って来ています。その割りにあまり自主映画制作が活発になっているという印象がないんですよね。実際どうなんでしょう。大学の映画サークルなんかは会員が増加傾向にあったりするのでしょうか。にいがた映画塾でも、会員がみんなカメラやパソコンを所持しているかというとそうでもない印象です。オレが使っているパナソニックのカメラなんて最初に買った当時は11万円もしましたが、今ヤフオクなどで2〜3万ですもんね。気に入っているので4台持ってます。おかしいですか。もう一台くらい欲しいです。

 パソコンも映画塾の人たちは事務局にあるimacで編集しているんですよね。ファイナルカットというソフトでやっているのですが、けっこう覚えるのが大変みたいで途中で投げる人がいたりします。ソースネクストやフリーソフトの基本的に切ったり前後させたりするソフトで、自分ちでやったらいいのになと思います。以前は映画塾卒業制作で撮影した素材は映画塾事務局でしか編集してはいけないという理不尽な規則があったのですが、今はなくなりました。オレはプレミアですけどね。

 もう10日くらいで開講して7月一杯で撮影をして11月にシネウィンドで上映会をします。パソコンで音楽作って影像にくっつけたりするのも本当に楽しいです。受講生やスタッフの皆さんと触れ合うのも、いい意味でも悪い意味でも本当に面白いですよ。毎年強烈な人物が必ず現れて、素晴らしい活躍を見せてくれます。オレが普段人付き合いがロクにないからそう感じるだけかもしれないですが。とにかく新潟に住んでいたら一度は絶対に受講した方がいいと思います。毎年福島や東京からわざわざ受講に来る人もいるくらいなんですよ。