古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

『ワイルドナイツ』28日発売です!

 発売前から、気まずくてなかったことにして欲しい、赤字にならない程度にそこそこの売れ行きでお願いしたい、など本音をもらして編集さんや出版社の顰蹙を買ってしまっているのではないかと、実に申し訳ない気持ちでいっぱいの『ワイルドナイツ』は今週末2月28日の発売です。1巻と2巻同時発売です。アマゾンでは予約を受け付け中です。そうは言っても出版業界の端くれ中の端くれですが、一応その出版業務に携わる者として、こんな後ろ向きな姿勢ではいけないとも思うわけです。本を出したくても出せない人だっていっぱいいるわけで、さっぱりこれまで売れた実績なんてまるでないのに、こうして書籍を流通していただけるだけでも、精一杯感謝すべきなのです。なので、オレの生き恥が目いっぱい詰まりに詰まったクソ貯めみたいなマンガですが、どうかお買い上げいただきたいです!

 こんなマンガを読まれてしまったら、オレがいかに人でなしなのか、みんなにばれてしまう、どんなに丁寧語で話しても最悪な人格なのが全て見透かされてしまい、今後上辺をどう取り繕ってもどうやっても取り返しようがない、そんなマンガです。でも、だからこそ、面白いんじゃないでしょうか。あんまり面白くてびっくりする人も中にはいるかもしれないです。でも、大きな本屋さんでないと売っていないかもしれません。頑張って探してね!面倒だったらアマゾンが便利だよ★

 『おくりびと』ってもはや社会現象みたいになっておりますが、こうなるとやっぱり見た方がいいでしょうか。葬式の映画なんてなんでそんなの見ないといけないのだ、そんなお金や時間があったら人をぶっ殺す映画や超能力の映画や金を強奪する映画を見たほうがましだと思っておりました。でも、ここまでの騒動になったらどんなものなのかちょっと見たい気分になりますね。

 ここのところ、ずっと仕事を怠けて読書したり自主映画の事を考えたり紙芝居を作ったりしていました。今月の原稿は8枚と4コマ1本という非常に今後の経済に暗雲をもたらす仕事ぶりです。仕事してないのに、全く暇じゃなくモンスターハンターをする暇もないです。3月いっぱいで新潟を去る人が二人いるので、各々を主演にしたショートムービーを作りたいんですよ。

 うちの裏の駐車場に見知らぬ車が止まっていました。オレが駐車するのにガンをつけたらどいたのですが、また戻ったら通報した方がいいだろうか、しかしその前に一言告げるべきだろうかと、思ってしばらくしてまた見に行くとやっぱり止まっていました。「あの済みません、ここはうちの私有地なんですけど」とちょっと厳し目の口調で言うと、店員さんの旦那さまで、迎えに来ていたところでした……。普段お世話になっている店員さんの旦那様になんという失礼な対応!残念なのはこのオレです。例え不法駐車であったとしても「何か御用ですか」と一応伺ってみるのが順番ではないか! そんな先日の誕生日で40歳になりました。ただの愚痴なので祝いの言葉を決してねだっているわけではございません!!