古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

新潟に頭脳警察が来るよ!

 先日、クラブ・リバーレストにTheピーズのライブを見に行って来たのですが、その時にもらった冊子に頭脳警察が来月訪れるとあったので、慌ててチケットを買いました。すると、通し番号があってオレのは23番でした。大丈夫なんですか? みんな気づいてる? 歴史的なロックバンドが新潟にわざわざ来てくれるというのに、もしお客さんが30人足らずだったとしたらこれは大変なことですよ。オレも熱心にタウン誌をチェックしないので、今回もうっかり見過ごす可能性だってあったわけです。そんな人、きっとたくさんいるんですよね。もし、ガラガラの客席に頭脳警察が来たら、それこそ新潟が恥をかくことになるわけです。新潟ってのは頭脳警察の価値もろくに知らんのかと、そう思われたって仕方がないし、もう二度と足を運んでもらえなくなっちゃうんですよ。

 オレが頭脳警察を知ったのは90年の再結成の時で、当時働いていた職場の伊崎さんが教えてくれました。「なに古泉君頭脳警察知らないの?」とすごくバカにされて悔しかったです。その伊崎さんには他にもいろいろパンクや村八分など教えてもらいました。

 オレが一番好きなのがサードアルバムに入っている『ふざけるんじゃねえよ』という歌です。商工会議所の青年部の人とカラオケに行ったときに歌ったら受けました。それを貼りたかったんですが、youtubeで動かなかったので代わりに名曲『銃を取れ』を聴いてくださいな!

 Theピーズのライブもすごくよかったです。6時半からだったので8時くらいに終わるのかなと思っていたら9時近くまで30曲も演奏してくださいました。お客さんの年齢層がちょっと高めで、ロックファンの若者の傍若無人なのが苦手なので、けっこう大人しくてよかったです。前の方はちょっとしたモッシュになっていて、その後ろのガラーンとしたところで跳ねて踊っていたら汗だくになりました。前回、川崎のダイノジロックフェスで見たときより演奏が荒っぽくなくて、メロディや歌詞がよく伝わりました。

・『とどめをハデにくれ』

 父の命日に聞くと、父は癌でとどめをハデにもらっちゃったな〜と感慨深かった。

 話は始めに戻りますが、問題は音楽に限った事ではないんですよ。オレはガラガラの映画館はとても好きなんですが、経営している人にとってそれはたまったものではないわけです。先日小新のワーナーで見た『エスター』はとても面白い映画だったのに、5〜6人しか入っていなかったです。『30デイズナイト』も2人、『ハロウィン』2人、『セルラー』は1人でした。困ったものだ。せっかく上映してくれているのに、こんなことでは『ルーキーズ』とか『20世紀少年』とかしか上映しなくなってしまう。オレも間違っていました。いつも上映終了ギリギリに感想を報告していくら面白かったと言っても、新潟だけじゃなくて東京などでも同じく上映は終わりだよと苦情を受けております。これぞというのがあったら、早めに見に行って面白いよ!と報告するようにします。とりあえず、今週から小新のワーナーで『スペル』という、サムライミが久しぶりに本気出してホラーを撮ったという作品が上映されるので、みんな行った方がいいよ! オレは初日に行こうかなと考えているよ! 新潟は小新のワーナーだけだからね! それからポンジュノ監督の新作『母なる証明』はTジョイでやる予定だけど、日程が未定なのでみんな気をつけようね! うっかりすると終わっちゃってるぞ!