絵を描いた
アックスのマンガ家で2月に展覧会があり、ギャラリーでの展示販売もするとのことで、オレの絵なんか何の価値もないし面倒だし断ろうかと思ったのですが、かつては絵描きになることを夢見て絵筆を持っていたなんてこともあって、ここ最近の体たらくをかえりみても、その新年だし心を改めて絵に取り組むのも大事じゃないかと思ったわけです。
それでどんな絵を描こうかなとずっと考えていて、できれば面白くてかっこいい絵がいいなあと、もしかしたら誰かの部屋に飾られるかもしれないじゃないですか、そこそこのものにしないといけないです。そうは言ってもややこしい絵なんて描けないし発想もないのでとても困りました。得意の引きニートのキャラである、竹夫がかっこよくテレビのチャンネルを変えている絵にしました。いいのかな。
やばい、やっぱり断るべきだった。油絵ならこの時点で今日の仕事は終わりです。
いつもはパソコンで色を塗っているので、アナログ作業の面倒さに気を失いそう! 随分前に自主映画の小道具を作るのに買ったアクリル絵の具を使いました。画材やにイラストボードを買いに行ったらキャンバスも案外安かったので、風格も出るかなと思ってキャンバスにしました。イーゼルが欲しいなあと思ったんですが、小さい折りたたみ椅子の背もたれが6号キャンバスの裏にぴったりはまったので、それをテープで固定すると、なんともばっちりでした。イーゼルも3千円くらいですけどね。
大晦日にやっていた朝生、2度目のM-1を見ながら作業しました。
背もたれにテープで固定したせいでキャンバスの角度を変えられない!慎重にじっくりやるしかないけど、はみ出す。パソコンだったら一発でドバッと塗り終わるボーダーの柄が面倒で仕方がないです。
だんだん見られるようになってきたかな。疲れた、もうやめたい。
なんとか、もうちょっとで完成だ。実際近くで見るとけっこう雑ですよ。
パソコンの偉大さを改めて実感しました。一日で終わってよかった。一応スキャンして画像データを取っておいて単行本の表紙とかに使えないかな。展覧会はビリケンギャラリーで2月に2チームに分けて開催されます。オレは後半の参加です。売れんのかな。こんな引きニートの絵なんか誰が買うんだ?