古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

中野にアパートを借りた

 東京と疎遠になると商売がますます右肩下がりになってしまうので、中野にアパートを借りました。といっても繁盛もしていないので、最低ラインからスタートを切るということで、2万5千円トイレ共同、掃除当番ありの物件にしました。お化けが出そうです。

 今、その中野から更新しているんですけど、夜が滅茶苦茶寒い。多分外と気温が同じなんじゃないかな、寝ていると顔が冷たいんですよ。幸い人類による最大の発明、コタツがあるので顔以外はポカポカでした。心もポカポカというわけにはいかないですが、大丈夫です。

 過去一番安かったのが、学生のときで3万5千円の大学の近くのアパートでした。そこは学生向けの物件で、共同のコインシャワーがあって快適でした。家賃を払いに行くと大家さんがカレーを食べさせてくれて、感謝していたんですが、卒業に際して荷物を次のアパートにちょっとずつ運んでいたら、夜逃げすると思われたのか、それまで見たことにない鬼のような形相で非難されました。押入れの戸にちょっと穴が開いていたらその修理代で1万円請求されて、金が絡むとそれまでの親しみなんて霧散してしまうのだなと実感しました。アパートはよかったですよ。

 その次は中野の鍋横商店街の近くで、風呂なしで3万7千円だったかな。その次が西新宿で4万2千円で、その次が下北沢の大内アパートで5万2千円でした。風呂があったのは初めて上京した年1年だけだったんですよ。それでもトイレはあったので、トイレなし、廊下とトイレの掃除当番あり物件は初めてです。

 今はコタツと布団とラジカセとノートパソコンしかない部屋で、生活の厚みのなさがこんなに心細いものなのかと骨身に染みているんですけど、単に慣れてないだけかもしれないです。

 ここからのスタートでなんとかトイレ付き物件を目指して頑張るぞ! 他にも3部屋空いてるみたいですよ。