古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

難波映画研究所

 大阪のライブハウス難波meleで自主映画のワークショップを開催いたします。もともとは、にいがた映画塾実習コースというので新潟でやっていて、そこで一般の皆さんと無数のショートムービーを作って30本連続上映したりしていたんですよ。それを去年の年末に東京の阿佐ヶ谷よるのひるねで、作家の皆さんとやってみたところ大変面白く、新潟で一般の皆さんとやっていたのも相当面白かったんですよ。そんな感じでここまでくると、もうこのイベント自体が面白さの真髄を秘めているのではないかと推察しております。それを日本で一番面白い街と言われている大阪で開催したら果たしてどうなるのか、期待がパンパンに膨らんでおります。オレの中で滑らないイベント第一位と胸を張って言えます!

 今回のワークショップでは、4日間で一人2本ずつショートムービーを作っていただきます。特に、ビデオカメラを買ったはいいけど特に使い道もなく宝の持ち腐れになっているなんて人にぜひ受講していただきたいです。カメラはザクティとかなんだったらiphoneでも大丈夫です。実際照明とかマニュアル撮影は教える事ができません。開催が平日夜だけなので、ちょっとやりにくい面もあるとは思うのですが、そういった制約がまた創作の弾みになることもとても多いのです。お話の作り方がわからないなんて人も大丈夫です。このワークショップでは企画のディスカッションに特に重点を置いてやりますので、自分一人で考えるよりずっと豊かなアイディアからチョイスすることができます。このディスカッションがオレは一番楽しいんですよ。そんな事も含めてあれこれ考えるより先に手を動かして作り始めて反省してまた作ろうというのが重要なコンセプトなのです。

 暑苦しいまでの自画自賛で非常に恐縮ですが、長年取り組んでいて本当に外れが一度もないんですよ。上映会をして、面と向かってダメ出しをする人も滅多にいないとは思うものの、プロの映画人の皆さんも「そうだ、そうだよな」と割と認めてくださっているようなご評価をいただいております。


 ご参加いただける条件はカメラを持っていてパソコンの編集ソフトがあって、参加費をお支払いいただける人です。パソコンの動画編集ソフトは、ウィンドウズやmacのOSにおまけについているのでも大丈夫です。ウィンドウズならvista以降のなら大丈夫です。XPだとネット用でしか書き出せないんですよね。

 とにかく編集をまずしていただく事から始まります。編集なしで、なんだったらワンカット作品しか作るつもりがないという人も、それはそれで大丈夫ですが、編集でいかに劇的に映像の意味が変わるか、映像で嘘がどのくらいつけるかを本当に体験していただくと、撮影の効率がグンと上がります。映像で押さえていなくとも表現できるって事を知って欲しいのです。そして編集はとても面白いんですよ。表現の面白さや楽しさのかなり重要なポイントを体験できますよ。

 そんな難波映画研究所にぜひどうぞご参加ください!


難波mele
2011年6月20日(月)〜23日(木)
古泉智浩の難波映画研究所」

毎日19:00〜22:30頃まで
参加者募集!定員15名
4日間¥10000