古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

車が欲しい3

 今年に入ってずっとギア車が欲しいと思って最近では自動車業界のニュースサイトや自動車雑誌を立ち読みして、時折ディーラーに足を運ぶくらいになっています。そうは言っても車種自体がとても減っているため限られた情報の中でああだこうだと考えているだけで、思考も堂々巡りしっぱなしです。

 

 どんどん車に詳しくなってきました。マツダやスバルといった会社の車には全く関心がなかったんですが、独自に機構に工夫を凝らしていてものづくりの会社として自動車ファンからとても愛されている事がわかった。マツダのデミオいずれ乗ってみたいと思った。

 

 そんな中、なんと日産マーチからMT車が出るとの情報がありました。NISMOという日産のスポーツ性を高めたブランドがあって、その一環で出るそうでびっくりした。ところがこれがブランドだけあって高いし、普通のMT車じゃないだけでなく、なんとハイオクガソリン仕様だったためがっかりした。ATとかCVTの普通のグレードに並んでMTがあるわけではないので、オレには関係なかったです。

 

 そもそも車で何がしたいのかと言えば、最高速度でかっ飛びたいわけでもないし、峠でドライビングテクニックを楽しみたいわけでもないんです。かっこいい車で目立ちたいわけもなく、それらには一切興味がない。とにかく生活に彩りがなくて、死にたくなるくらい退屈なんですよ。最高速度でかっ飛びたかったら多分楽しいと思います。レーダーを取り付けて警察の取り締まりをかいくぐったりしてハラハラドキドキするじゃないですか。それならロードスターやランサーエヴォリューションが欲しくなって頑張れるはずです。そういった趣味がないにもかかわらず、CVTのキューブではつまらなすぎてたまらないわけです。せめてクラッチを踏んでミッションを入れ替えたりして、そうでないATやCVTに優越感に浸りたいなと思っているんです。結局優越感にひたりたかったんじゃないか。

 

 そこで、思ったのはオレは前から小さい車がとても好きだったので、小さい車のギア車をどんどん乗り換えていくのを趣味にして生きて行こうかなと思いました。ゆくゆくはフィアット500に乗ってみたいですが、何しろ250万円くらいするので簡単に買えないですし、ギヤ車も初心者なわけだから最高峰に手を出すほど浮かれてません。

 

 しかも、経済状況も大してよくもなく、連載が今月から始まるんですが、すぐ終わってしまうかもしれないですからね、ここはまずはミラかアルトの中古車から始めるのが筋ってもんじゃないでしょうか。アルトなら新車でも80万で、未登録車ならなんと69万円という破格だった。なんなら車検で乗り換える時に下取りに出すなら新車でもいいような気もしないでもないです。元々安物なので下取りも高がしれているかもしれない。本当はスバルのR2がよかったんですが、もう廃番となっていて亀田のスバルで聞いたところMTは中古もあんまりないみたいなんですよね。

 

 それで、スイフトとかデミオなどコンパクトカーも視野に入れつつ、廃番が決まったらもったいないので拾いに行くような活動が楽しいんじゃないかな。もうちょっと早くMT車の魅力に気づいていたらコペンにも間に合っていたという後悔があるんですよね。現在国産車の小さいギア車の最高峰は多分、トヨタのIQなんですよ。150万円くらいかな。画像で見る限り、あんまり好きじゃなかったんだけどこの前街で動いているところを見かけたらとてもかっこよかった。どうやら来年にはホンダとダイハツから軽のスポーツカーが出るそうで楽しみです。

 

 でもオレは飽きっぽいのですぐこの活動も飽きるかもしれない。まだ始めてもいないけど、なんならアルトで満足する可能性もあるし、アルトで飽きるかもしれない。そしたらお金が掛からなくてたすかる。