古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

『孤高の遠吠』『NIGHT SAFARI』シネウインド

 不良映画ばかりを撮り続けている小林勇貴監督にカナザワ映画祭2015で小林勇貴監督にお会いしたら、おっかない人かと思ったら大変気さくなお兄ちゃんみたいな人で大変応援したくなるタイプでした。それで一肌脱いだというわけではないのですが、新潟の市民映画館シネウインドのシアター会議に上映企画を持ち込んでみました。すると、すんなり上映企画を通していただいてこのような上映イベントの運びとなりました。

 

シアター会議孤高企画第一弾 古泉智浩プレゼンツ

2016年2月6日(土)

19:45~ 「孤高の遠吠」

21:55~ 「NIGHT SAFARI

23:00~ 小林勇貴監督 × 古泉智浩(漫画家) × 南拓郎 トーク

 料金・当日のみ・大人1800円 ウインド会員1000円

 

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 シアター会議がとても楽しくて他にも今度発売する銀杏BOYZのライブDVDの上映企画なども持ち込んでおります。毎週出席して最近見た映画の話をするだけでも楽しいです。

 

 去年の素晴らしい映画作品、『カンフージャングル』を始めとして『悪党に粛清を』『ヴィジット』『ピッチパーフェクト』といった傑作で新潟では上映されなかったものがいくつもあります。なぜか『ピッチパーフェクト2』は上映されていたけど、オレが見た回は2人でした。なぜ1も一緒に上映しないのだと思いました。今年もデル・トロ監督の最新作『クリムゾン・ピーク』、『イット・フォローズ』などは上映予定がなく東京で見ました。ポール・トーマス・アンダーソン監督作品は全然上映されず、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』すら新潟はスルーでした。『マグノリア』はユナイテッドで見ましたが。傑作とは言えアクション映画やホラー映画、SF映画の地味な作品は新潟で上映されるのがむしろ奇跡のような不入りぶりが目立ち企画を持ち込んで実現したとしても、あんまり収益に貢献しないどころか大損させてしまう場合もあるわけです。なので、今回の『孤高の遠吠』上映は試金石と考えております。これがそこそこいい具合にお客さんに来ていただけるようなら、アクション映画やホラー映画の上映機会を増やせるかもしれません!

 

 

 『孤高の遠吠』はカナザワ映画祭で異例の2回上映された作品で、映画秘宝2015ランキングでも30位に入るほどの作品です。日本映画だけなら4位です。ライムスター宇多丸さんもTBSラジオ『ウィークエンドシャッフル』で大絶賛しております。しかも2014年カナザワ映画祭賞受賞作品『NIGHT SAFARI』との同時上映は東京でも実現しておらず、京都に次いで新潟だけ!!

 

 

 特に誰がやるわけでもないため、チラシもオレが自作して印刷の発注までやりました。そんなチラシの裏に厚かましくもオレによる推薦文を掲載しました。

 

ウォルター・ヒル監督の大傑作映画『ウォリアーズ』(1979年)は当時最悪の治安の NYの本物の不良をキャスティングして最悪の治安のNYの地下鉄や公園、路地裏や廃 墟を舞台に作られ、本物の持つ凄味にあふれたバイオレンス映画の金字塔です。 先日久しぶりに見返すと『孤高の遠吠』『NIGHT SAFARI』と印象がとても似ていて 驚きました。 映画を見ることの楽しみの一つは日常生活では触れることのない世界を垣間見ることで あります。普段我々の生活のすぐそばにありながらもなるべくなら距離を置きたい、 ちょっとでも目が合うものなら恫喝されかねない、そんな不良の世界……そのあまりに 物騒で荒々しく禍々しい世界にどっぷりと身を浸すように見せつけてくれます。元気で 恐れを知らない己のメンツにかけて意地と意地をぶつけ合い、激しく命の火花を散らす この2作品を同時に見ることができるのは現在、京都と新潟だけ! カナザワ映画祭でも アップリンクでも実現しておりません。今後おそらく新潟でもこの2作品を同時に見る ことができる機会はそうそう滅多にないでしょう。 深作欣二監督に大いに影響を受けたという若き新鋭、小林勇貴監督は、深作欣二監督 の正当後継者の最右翼であると僕は見込んでおります。今後日本を代表する暴力映画の 監督に出世すること間違いなし!ぜひご来場ください!    (古泉智浩・漫画家)

 

 当日は、三平映画館改め、ファミレス映画館の公開収録として南拓郎くんと小林勇貴監督とのトークもあります。小林監督の物騒な不良エピソードが盛り上がりすぎた場合はお蔵入りすることもあり得ます!

 

 さて、シネウインドでは万代シティ第2駐車場の3時間無料券があるのですが、映画が3時間くらいあってトークもあるのでちょっと時間が足りないんですよね。すぐ近くのタイムパーク八千代駐車場が20時以降朝まで200円で、映画が19:45からで、合計300円で朝まで駐車できます。そっちの方が安上がりですよ。

 

 

 いつも愛読しているカミヤマさんのブログ『三角締めでつかまえて』でも『孤高の遠吠』を95点と大絶賛しております!

ameblo.jp

 僕はカナザワ映画祭、企画持ち込み時に送っていただいたサンプルDVD、シネウインド試写会で合計3回見ているのですが登場人物が多くて未だに理解できていないところがあるくらいなので、ネタバレして見ても充分面白いと思います。実際、1回目は場面場面に圧倒されたもののストーリーは把握できず、2回目以降の方が断然面白かったです。カナザワ映画祭で2回見たヂョーさんがそうおっしゃっていて、本当にそうでした。1回しか見る予定のない人、新潟では1回しか上映しないから結果的にそうであると思うのですが、そんな人はいろいろと下調べして見るのもいいかなと思います。