古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

7月に読んだ本

 忙しすぎて釣りに行く時間が全然なくて困っています。7月は豆アジをサビキで釣ったのとキスを5匹くらいチョイ投げで釣っただけでした。どっちも本番はその小魚で泳がせブッ込みをすることだったんですが、どっちもアタリはあったけどすぐにばらしてしまいました。市販のシングルフックが二つついた仕掛けを使っていて、片方がトリプルフックの仕掛けの方がいい気がします。次は自作してみます。6月にヒラメをばらして以来、ちゃんと釣れなくなってしまった。回数が少なすぎてフラストレーションがたまります。今週も月末月初めで締切りが4つ被っていて、毎月こんな調子では本当によくないので、ちょっと前倒しでやって行かないとダメですね。しかし、仕事がなくて暇でどうしようもない去年のような状況に比べれば10倍ありがたいです! 仕事場だけでは間に合わなくて子どもを寝かせた後、自宅でも作業するようになりました。そうすると3日の作業が2日で終わるので、なんとか釣りにも行けそうだ。
 
 7月の読書は、ずっと読み返したかった岡崎京子さんの漫画を読んでみたら、20代の時に読んだ感覚とは全然違っていて、自らの老いを感じてショックでした。林静一さんの漫画は以前にアックスで新人賞の審査員をさせていただいた時に買って、ずっと読まないままだったのを読んでみました。人が苦悶して身もだえしているのがすごい見せ場になっていて、そのうちパクリたいと思いました。感覚やセンスに対してゆるぎない自信や確信を感じさせられました。素晴らしかったです。『ちーちゃんはちょっと足りない 』もすごくて、今また2回目読み返している最中です。登場人物を把握して読むとまたすごくいいし、この漫画もセンスがすごい。こうして思うと7月は漫画のセンスに圧倒される月だった。子どもを寝かせた後、子どもが深く寝付くまで小説を読むようになった。小説を5冊、しかも分厚のが3冊も読めた。
 
 ランニングが週1ペースに落ち着いていて、それで納得しているかと言うとそういうわけではなくて、いい加減走らないと体力が落ちてしまうというぎりぎりが週1となっていて、走らないと借金を抱えているような気分です。夏で暑いせいなのか、回数が少ないせいなのか、10キロを1時間切れなくなってしまいました。夜走っていて角をショートカットしようとしたら転んでひざをすりむいて、腕を突いたら肩がずっと痛い。ひざの傷が2週間経っても治らない。子どもなら2日できれいに治るのに、こんなところにも老いを感じます。漫画教室の最中につい、かさぶたを剥がしたら血がだらだら出て困りました。
 
koizumi69の本棚 - 2017年07月 (16作品)
サラバ! 上
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西加奈子
読了日:07月04日
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サラバ! 下
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西加奈子
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星の子
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リバーズ・エッジ
朝が来る
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辻村深月
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KAMINOGE vol.68
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-
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評価4
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