古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

8月に読んだ本

 先日、このブログの一つ前の記事でお伝えしましたが、本日電書バトより電子書籍の漫画単行本『サマーブレイカー』が発売です! キンドル・アンリミテッドにも入っておりますのでぜひぜひお読みください! とっても面白いですよ。
サマーブレイカー

サマーブレイカー

 

 

 今年は絶対に、アオリイカをエギで釣ってみたいと考えておりまして、そろそろシーズンが始まりそうで、期を逃さないように注意しているところです。エギは風があるとやりにくいので、コンディションがばっちりの日は本当に限られています。

 

 今年はまだ泳がせブッコミが不発で、それというのも網をケチって買わずにいたら2回ヒラメをバラす失態を犯している。堤防が6メートルくらいあってその長さの網を買おうとすると1万円も掛かる。 掛かるかどうか分らないのに、掛かった後に使うものを先に買うのはどうかと思っていたのですが、すでに失敗している。そう思っていたら4千円台で買える網があったので買いました。買ってから泳がせブッコミに行く時間が取れなくなって困っています。その代わりに子どもを連れてハゼ釣りに行ったらちょっと釣れて楽しかったです。子どもは竿を水面に叩きつけてばちゃばちゃやっていたのですが1匹釣れました。

  結局泳がせブッコミ用のエサとして釣った豆アジやキスを持って帰って食べた。それはそれでおいしかった。

 
 8月の読書は『餓狼伝』を読み終わったと思ったら、全然完結してなくて『新・餓狼伝』に堂々と続いていた。20年越しにシリーズを読み終えるつもり満々でいたのでショックだった。『新・餓狼伝』が完結したら読み始めよう。
 
 90年代以降で初めて『AKIRA』を読み返すと、当時はあまり感じなかったし意識もしなかった漫画家としての圧倒的な差に愕然として、改めて偉業に驚愕して、漫画の内容のとんでもない充実振りにも心底感動した。登場人物が改めて魅力的で彼らが命の炎を炸裂させている感じも素晴らしかった。アキラがかわいかった。金田も鉄雄もジョーカーすらかわいらしくて、それだけオレがおじさんになったということなのだろう。漫画で映画を超えていた。スクリーンに映して読みたいくらいであった。まったくとんでもない漫画があったものだ。また10年後くらいに読み返して印象を確かめたいです。
 
 予備校の時の先生である萩原雄一さんの『魂極る』はずっと心に存在を残していた小説で、読んでとても気が済んだ。シングルファーザーが人生と生活にもがいている話だった。
 
 
koizumi69の本棚 - 2017年08月 (15作品)
KKKベストセラー
KKKベストセラー
中原昌也
読了日:08月09日
評価4
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