古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

6月に読んだ本

 6月はすっかりだらだらして月末の締切を週末だったことをいいことに月明けまでずれこませる始末でした。釣りが趣味なのにさっぱり行けなかった。毎日いつでも釣りにいけるように車には道具を常備して、座席をつぶしているにも関わらず、キス釣りで5匹釣っただけだった。もう夏で朝夕しか暑くて釣り場にいけなくなってしまった。
 
 しかし、ここまで今年はレギュラーの仕事を一つも失っていないのでありがたいです。この調子で年末、来年まで行きたい。もう本なんか出なくてもレギュラーがなくならなければそれでいい。下手に本が出ると売れなくて仕事がなくなってしまう。本が出るような仕事もしてないですが、そんなことを考えてしまうほどオレの本は売れない。本を出さずにやっていく戦略、オレはそれを実践したい……嘘です。本が売れて商売になるならそれに越したことがない。本が売れて商売になっている漫画家さんたちが羨ましい。しかし50前にして漫画家としてやれているだけ相当なラッキーで、続けていればチャンスもあるかもしれない。おじが先日、大病を患って手術をしたのですが、うちの父は20年前にガンで亡くなっていて、ほぼ同世代のおじは20年の間に医療が進歩したのかな、楽観していいかわからないけど助かっている。長生きするものだ。出版業は20年前の方がずっとよかったので、逆じゃねえか。続けていればいいみたいな、たとえにしたつもりが全然逆だった。
 
 ランニングをしていて、左足の足首からお尻の足の付け根までの裏の筋がずっと痛くて、困っていました。10キロ走ると1時間ずっと痛いのかと憂鬱だったのですが、膝、脛、足首のサポーターをすると痛みが消えて助かっていました。走った後も痛みが残らない。しかしタイムが遅くなってしまって、でもまあまずは痛みを改善するほうが先決だと6月はずっとサポーターをつけたまま走っていました。すると、すっかり痛みがなくなりました。実は、10月にある新潟シティマラソンに申し込んでおり、ハーフまでしか走ったことがないから痛みがずっとあったらどうしようと心配でした。完走できるかどうか分からないけど、もし完走するとして早くて5時間、ともすれば6時間ずっと痛いなんて地獄だ。なので痛みが消えたのは本当に嬉しいです。これからちょっとでもタイムを縮められるように、トレーニングできる状況が整った。そう思って先日、お昼前に走ったら、日焼けで首の裏側と肩が痛い。子どもが保育園で、首や肩を覆うカバーのついた帽子を被っていて、なんだそれ?と思っていたけどあれが切実に欲しいです。日焼けをなめてました。
 
 読書は、小説が3冊読めてよかったです。マニュアルとFRの車にこの歳になって興味が沸いてしまい、『頭文字D』をきちんと初めて読み始めたら超楽しい、面白い。デビッド・リンチの本を読んでから、自己流で瞑想を始めました。眠れないときにやるとそれはそれで瞑想できてよくて、そうこうしていると、瞑想している夢なのかたいてい眠ってます。眠れないプレッシャーがないのがいいみたい。
 
 
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