古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

10月に読んだ本

 いつの間にか11月って、年末だぞ。10月は台風19号のせいで、マラソン大会が中止で、こうなったら仕方がないから一人でマラソンを走ってやろうと思ったんだけど、そんな根性はなくていつもの10キロで嫌になってやめた。その代わりに毎日走ろうと思ったのだけど、それも続かなくて一日おきになって、それが二日おき、三日おきになって現在に至ります。その代わり、月に100キロ走ることはどうにかできた。そんなペースで走っていたら痩せるかと思ったけど、全然変わらなかった。今年は絶対に5時間を切ることを目標に取り組んでいたので気持ちの持って行き場が無くて、しょうがないので、4月の佐渡ラソンに申し込んだ。来年は、新潟マラソンが台風になったら困るので、柏崎マラソンも一緒に申し込むことにする。

 

 本当はどこか別の県で開催されているマラソン大会に申し込めばいいのだけど、去年の新潟マラソンでのダメージがあまりに深刻で、日帰りできるところでないと心配でどうにもならない。もうちょっとマラソンに慣れたら、それこそ関西や九州や四国や外国に旅行を兼ねて走りにいけたらいいけど、それはまだずっと先の話だ。せめて5時間をきらないと話しにならない。佐渡ラソンはアップダウンがあるから無理かもしれない。

 

 さて、10月はずっと読んでみたかった増田俊也著『七帝柔道記』が予想通り面白くて、予想以上に不発で感動的な物語で素晴らしかった。オレの眠たいマラソンの話なんかの100倍くらいの苦行に取り組んでいた若者のお話で、海兵隊の映画みたいに人生で地獄のような修行を耐え抜いた人たちは本当にすごいと改めて思った。年をとったからできないというのも単なるいいわけで、オレは根性がないし根性を試したいとすら思わないほどの根性なしなので、本当に尊い

 『殺人犯はそこにいる』も超絶に面白かった。現実にある凄惨な事件のルポルタージュなので面白がってはならないような気もするのだけど、読書での興奮ボルテージがすごい。

 

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 10月は天気が悪くてあまり釣りに行かなくて今年もアオリイカは釣れなかった。でも、何時間もエギを投げてやっとの思いで1匹つれるかどうかみたいな釣りは、根性が試されるのでやる気が起こらない。そういう意味で、未だにまともなシーバスは釣ったことがない。時期さえ合ってればバンバカ釣れる、サゴシやカマスがいいのだけど、今年はカマスの入れ食いシーズンを逃してしまい、ちょっとしか釣れなかった。子ども一緒に豆アジを釣りに行ったり、ハゼを釣ったりしていたせいだ。それはそれでとても楽しかった。ちょうど、今秋の青物シーズンが到来しているそうで、堤防に行きたい。でも仕事をだらだらしているせいで時間が全然作れません。