古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

尊厳死は自殺なのか

 医師が延命措置の機械を止めてしまったとかで大変な騒ぎになっている。

 延命治療で今後直る見込みもないのに、肉体的な苦痛が続き、家族に面倒を掛けて、経済も逼迫する。そんな場合、希望や特にやる事がなかったらさっさと死にたいと思うのは当然のことだろう。そこで医師の手を借りて機械を止めてもらったり安楽死させてもらえたら実に助かる。早いところガイドラインを決めてもらいたいものだ。

 しかし、ここで問題なのは尊厳死が自殺に当たるかどうかだ。もし自殺になるとするなら、死後魂は自殺者の森に行って200年さ迷うとか、魂が粘土に吸い
込まれて千年出れないとか恐ろしい話ばかりで、死んでも開放されるどころか余計にきつい思いをしないといけないかもしれないのだ。


 なので細木数子先生やスピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんには、尊厳死が自殺に当たるのか番組でどうかご回答いただきたい。

 それから、オレは以前から自殺は、死の恐怖にまともに向かいあわねばならず、相当な勇気が必要であり、少なからぬ敬意を払っているつもりだが、ただ死ぬのはどうにも無駄死に感は否めない。自分が死ぬとしたら、もう少
し勇気を出して憎い相手を殺すのも手だが、更に大きな心を持って誰か悪人を殺してから死んだらいかがだろう。死後の裁判みたいなのがあるとしたらちょっと減刑されそうではないか。それに場合によっては
ヒーローになれるかもしれない。ちょっと前なら小嶋社長で決まりだと思っていたが今なら誰だろう。天下りでのうのうと好待遇でふんぞり返っている会社役員が次々と殺されたら、怖くて天下りできなくなるからいいのではないだろうか。