古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

近所で殺人未遂事件

 夕方のローカルニュースを見るともなく見ていたら、見覚えのある風景が映って、よくよく見ると「これってうちの裏じゃん!」と驚いた。

兄を切りつけた弟逮捕

 裏と言っても徒歩3分くらいの距離で、近所づきあいも全くなく知らない人の家なのですが、よくよく見知った家で、その隣のお宅には小学生の時カブスカウトでお邪魔したこともあるという立地条件でした。それとなく、家の前を通ってみると黄色いテープが張り巡らされ、制服警官と私服警官が戸の前に立っていました。

 『首などを安全カミソリで数回切りつけ、殺そうとした疑い。信也さんは大量に出血。』
 『「日ごろから兄に説教されていた。殺してやろうと思った」と供述しており、同署が詳しい動機を調べている。兄弟は父親(61)と3人暮らし。』

 事情は全然分からないけど兄31歳、弟27歳で父と三人暮らし。全く関係ないが、うちは母と祖母と三人暮らし。凶暴な弟や、説教ばっかする兄がいなくてよかったなーと胸をなでおろすばかりであります。

 不意を突かれたらどんなに格闘技を習っていても何にもならない。それに備えるには常在戦場の心構えでいなければならなく、そんな気持ちでいたら疲れるし、テレビを見たりマンガを読んで集中することもできなくなってしまう。世の中が物騒だから備えないといけないようではあるけど、備えるのなら物騒でない世の中でもそうしてなければならない。危機に際しては対応できる時は対応するくらいの心持で、基本は一寸先は闇!ってことで諦めていた方が現実的であるように思えます。