古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

にわかに物欲が沸く夏

 自主映画の楽しみは誰からも全くなんら需要の無い音楽製作を活かせる事であります。ソフトや機材をいじり倒したいわけです。ところが、4年前に買ったMTRも初年にちょろちょろといじっただけで、今回アフレコに使用しました。そうなるとすっかり使い方を忘れてしまってます。こういうわけで、今年も音楽作るならあれこれ欲しいなんて気持ちが沸いて来ているのですが、絶対この時期しか使わず年々古びていくのが明らかです。でも、それでもなお狂おしいまでに欲しい、そしてそれにはわけがあると、実際必要なのかそうでもないのか検証して行きたいと思います。

 何しろ、パソコンのサウンド機能がどうにもおかしいので、USBの入力機材が必要に迫られているような気がする、というかマザーのサウンド機能にギターやベースをつなぐのはいくらなんでもいかがなものかというのは、先日お伝えした通りであります。MTRに録ってそれをファイルでパソコンに入れたらいいのか?面倒くせえ。

 調べたらアマゾンでも売ってました。何でも買えますね。
(必要度★★★★)(予想使用度★★)

 自主映画で使う、街の雑踏の音や、パチンコ屋の音などそれはいい音で録りたいじゃないですか。そう思って4年前にボイスレコーダーのいいやつ買ったんですよ。mp3で録音できるので、FM放送にも対応する音質という触れ込みで、3万円くらいしましたよ。でも80メガしかないというのが時代を感じさせます。それにいい音かと思ったらmp3のせいか大した事無かったです。音がしゃりしゃり言うんですよね。それにレベルメーターがないから調整もややこしいです。レベルメーターは本当に大事です。なので欲しいのがこれ。

 まあでも、他の録音機器でもなんとかなるんですけどね。ビデオカメラで録音してもいいですし、でもあればあったでコンサートで録音したりできますね。
(必要度★★)(予想使用度★★)

 毎年、オレが音楽を作るのはDTMマガジンなどのフリーソフトや体験版や、えらい安く売っているシーケンスソフトなどでケチケチやっていて、王道とされるソナーとかキューベースとか全く触った事ありません。やっぱりやってみたいじゃないですか、それにソフトシンセには毎年興味と憧れを抱いているのですがそれも全然やった事ないです。パソコンのキーボードでもできるそうですが、やるとなったら鍵盤が欲しくなるのが人情と言うもの。毎年ケチケチやってるんだからそろそろいいんじゃあ、ないですかね。
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 新潟の楽器店では8千円くらいでした。ソフトシンセのリミテッドエディションのM1 Leがおまけです。

 こちらはソナーLeがおまけでついてますが、オレはほんの一瞬しか使わないに決まっているので、高額すぎです。オレの場合、とにかく音楽機材ほど金を突っ込んだ割りに、使用で回収しないものはないです。
(必要度★)(予想使用度★)

 去年、近所のヤマダ電機で安売りしていたので衝動買いしたサンヨーのXacti というデジカメで、写真も撮ってますが動画もにいがた映画塾で実験的に使っていたら、画質がいい具合に荒くてけっこう気に入ってます。ポイント分を差し引くと21000円くらいで買いました。ところが、写真を撮るとなると感度が悪いせいか、やたらとフラッシュを焚きたがるんですよ。で、フラッシュを使わないと手ぶれがひどいです。それから、動画はmp4というファイル形式で、これが対応する編集ソフトが全然ないんですよ。フリーのXacti 使用者に向けて誰かが開発してくれたソフトで切り貼りはできるのですが、音の編集ができません。macの人はimovieでいい具合にできるそうです。それで、どうしたものかと思っていたら、同じシリーズの新しい防水の機種は感度が上がって、編集ソフトでアドビのプレミアLeが付いてるんですよ。プレミアLeなんて普通に買っても1万5千円くらいなので、たいへんお得です。

 手ぶれと編集はユーザーからの苦情が殺到したんでしょうね。ないと困るわけではないですが、買ったらデジカメのメインマシンになるでしょう。でもまだ高いです多分、そのうち2万円台になると思います。
(必要度★★)(予想使用度★★★★★)

 というわけで、今回はまずEDIROLのUSBオーディオキャプチャーを買って、他は様子見でいいかな。これも一世代前のUA-3Dという機種なら7千円くらいでヤフオクで買えるみたいです。 欲しいの全部買ってたら10万円くらい掛かってしまうし、そんな無駄遣いしていいわけがないし、そんなお金使うなら液晶大画面テレビとか買いたいじゃないですか。それも当分いいですけどね。