古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

三半規管には自信がない

 昨日ですが、夜中にトイレで起きようとしたらすごい眩暈がしてベッドに倒れこんでしまいました。寝起きで眩暈なんて普通なので、もうちょっとちゃんと寝ようとトイレを済ませて再び寝ました。ところが、朝になって起きても眩暈が一向に鎮まらず、二日酔いみたいにぐるんぐるんするんですよ。これはおかしいなと、最近は体調に異変があるとすぐネットで調べますから、パソコンを点けても、画面が気持ち悪くて見てられない。我慢して見てましたけど、あんまり解決法みたいなのは書いてませんでした。

 三半規管に問題があるとか、脳梗塞とか、ストレスとか多種多様であるとの事でした。夜中目を覚ました時に、右腕を変な角度に曲げてそこに頭を乗せていたようで、すごく痺れていたんですよ。変な血栓でもできて調子悪くなったのか、それとも加圧トレーニングによるものなのか、でも加圧この前やったのは火曜日だからそんなに時間が掛かっておかしくなる事なんてあるのかととにかく不安になりました。

 とは言え、眩暈以外は全く何も問題ないんですよ。お昼まで寝て、お医者に行こうと思ったら土曜日は午前中までだったので母に電話で確かめてもらうと、お医者さんと話す事ができて、言葉はしっかりしているねなんつって薬だけ出してもらえることになりました。母に取って来てもらってその後ずっと寝てました。

 白人の中年の男が高速道路の清掃をしていて、地味に暮らしているんですよ。ところがある日、昔の仲間が訪ねてきて、やっと見つけたぞみたいな感じで、おっかない顔で怒ってました。どうやら過去に銀行強盗か何かで大金をせしめたはいいけど、清掃員の男が金を持ってとんずらしてしまったようでした。男は金が埋めてある荒野に行って、歩数を数えて歩き始めました。すると枯れ枝を十字に組んだのが地面に目立たなく刺さっていて、そこが金を埋めた現場のようでした。掘るのかなと思ったら場面が変わって清掃していた高速道路を男が転げまわってました。なんだ?と思っていると予告が入って、それがデビット・クローネンバーグ監督の新作映画だと言う事が分かりました。なるほどなー面白そうだな、続きがみたいなーと思っていたら夢でした。思い返すと男は『ヒストリー・オブ・バイオレンス』の主人公の人みたいでした。

 大体、歩数を数えて埋めていた場所が分かるとか、枯れ枝を組んだ十字架とか、あまりに安っぽいじゃないですか。主人公の男はお金を紛失しても別にいいと言うような、投げやりな気持ちで埋めていたようでした。そこがちょっと面白そうでした。

 眩暈に戻りますが、何がきついかと言うと、頭がうごく度に車酔いしそうになるんですよ。歯磨きしたら、歯ブラシの振動で気持ち悪くなります。寝て頭を固定してテレビを見ている分にはあまり問題がありません。最初はテレビもしんどかったですが、段々大丈夫になりました。薬が全然効かなくて、母親にあんまり効かないよと言うと、しばらく飲み続けてないと効かないと言われていたそうでした。ちょっとずつ効いているのか、こうしてパソコンがいじれるようになりましたもんね。明日はメロン記念日のコンサートなんですが、行けるかどうか分かりません。仕事も中断してますし、ちょっと気持ち悪いんで、また寝ます。