古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

人間発電所

 今月のパスマガジンでは、エコロジーの特集で、それに合わせてマンガはライブハウスでは、お客さんが盛り上がって発電してくれるとライブででかい音が出せるというのを描きました。前から思っていたんですけど、ライブハウス騒ぐお客さんのエネルギーや、スポーツジムで運動する人のエネルギーを何とか有効活用できないものでしょうか。それで思いついたのが人間発電所!!

 発電に伴う温室効果ガスの発生は人間の呼吸だけなので、これは相当なエコ発電です。

 いくらにもなんないかも分からないですが、東京電力とJUNK BOX、東京電力エグザスのコラボで実現できるんじゃないですか。いっぱい発電した人は入場料や会費がちょっと安くなるとかでどうでしょう。運動や健康管理だけを目的に運動するよりも意義深いですし、楽しいと思います。

 地域に人間発電所を設置して、ニートや老人も発電したらちょっと時給をあげたらいいと思います。運動不足のニートの皆さんも運動で体力が付くと、いろいろとやる気が出て社会復帰しやすくなると思いますし、老人の予防医療にも一役買う上に発電で社会貢献といい事ずくしじゃないですか。それに体力が付くと、暑さ寒さにもけっこう強くなるので、冷暖房の設定温度もそんなに強烈にしなくて済みます。時々、銀杏BOYZに発電所を慰問してもらって、ライブで盛り上げてもらえたら、発電もより効果的になるはずです。

 人力発電でどのくらいの発電量があるのかさっぱり計り知れないのが問題で、『電波少年』みたいな番組があったら芸人さんで実験してもらえたらいいんですが。『鉄腕DUSH』のDUSH村の発電所を人間発電所にして、TOKIOの皆さんに発電してもらって検証していただけたらすごくいいと思います。

 美浦栗東の競走馬のトレーニングセンターもいい発電機を開発して、競走馬のトレーニングからも発電できるようにしましょう。

 効率のいい発電機の開発も重要なので、ハイブリッドカーのトヨタか、電動アシスト付き自転車でいい発電機を開発しているサンヨーに共同開発してもらいたいところです。

 とにかく、放射能の心配もないし、温室効果ガスもそんなに出ないし、運動不足の解消になり、体力もついて元気になるし、時給も出るかもしれないし、石油の利権を貪っている連中を無視できるし、一石何鳥か分からないくらいいい事ずくしです。世界にも、特に中国にも広めるといいと思います。明日にでも法案を提出した方がいいと思います。田中康夫さんに教えてあげなくては。

 発電所にはブルーノ・サンマルチノの銅像をシンボルとして屋根の上に建てたらいいと思います。


ジャイアント馬場vsブルーノ・サンマルチノ