古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

新潟はガトリング砲で町おこしすれば

 新潟は、と言っても長岡藩ですが、戊辰戦争当時日本に3台しかなかったガトリング砲のうち2台を所有して、中立の立場を取ろうとしたという歴史があります。

Gatlinggun
 ガトリング砲、かっこいい!

 先日見た、『プラネット・テラー』でも『スキヤキウェスタン ジャンゴ』でもガトリング砲がかっこよく描かれていました。アメリカ人や山形の人に描かれている場合じゃないです。新潟県人たるもの、ガトリング砲の映画を作らずしてどうすると強く言いたい。新潟はもっとガトリング文化を前面に出すべきです。新潟出身の映画作家の皆さん、どうか世界に誇れるガトリング砲映画を作ろうじゃありませんか!

・最近見た映画
うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(★★★★★)
『フロムダスクティルドーン』(★★★★)
『喧嘩空手 極真拳』(★★)
『蘇る金狼』(★★)
『レスザンゼロ』(★★)
『夜汽車の女』(★★★)
『雲の向こう、約束の場所』(★★★★)
『ゾンビーノ』(★★★★)
『カラーズ 天使の消えた街』(★★★)
うる星やつら オンリーユー』(★★)
『プリティインピンク』(★★)
『女囚701号 さそり』(★★)
『スキヤキウェスタン ジャンゴ』(★★)
『転校生』(★★★★)
『転校生 さよならあなた』(★★)
『HOUSE』(★★)
『廃市』(★★)
『彼のオートバイ、彼女の島』(★)

 大林監督作品と高校・大学生時代に見なかった記憶のあるものをたくさん見ました。2回目以上のものは『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』『フロムダスクティルドーン』『転校生』でどれもやっぱり面白かった。

 高校の時、小池克二という話し好きの男が『トップガン』を見に行ったら、同時上映だった『プリティインピンク』の方が面白かったと言っていた。オレは『トップガン』は絶対頭が空っぽの映画だと思って見に行かなかったので、『プリティインピンク』が気になっていた。こうして初めて見てみると大したことなかった。ラストがハッピーエンド扱いだが、まったく釈然としない。

 『カラーズ 天使の消えた街』は大学1年の時にサークルで一緒だった加室君に、オレがぴあを見て「これ面白そうだね」と話したら、加室くんが一人で見に行って「全然面白くなかった」とオレが怒られた記憶が鮮明です。DVDで見たら、『仁義なき戦い』みたいでけっこう面白かった。ヤンキー同志のの喧嘩感覚で行われるギャングの銃による市街戦が描かれていた。

 90年代には、人様が真剣に作った作品をバカにして楽しむ風潮があってオレはそういうのすごく嫌いでした。そこで槍玉に挙げられていたのが千葉真一さん主演の『直撃!地獄拳』だったり『女囚701号 さそり』でした。この度初めて『女囚701号 さそり』を見たところ、芸術的な表現なのか何を思ったのか分からないですが、クレイジーな演出の連続で、これは確かにバカにされても仕方がないかもしれないと思いました。真剣に作っていてもセンスが相当に狂っていました。残念。