古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

祖母が骨折した

 88歳の祖母とは、祖母が脳梗塞を患ってから一緒に暮らし始めました。母方の祖母で、当時祖父を介護しながら叔父(長男)と暮らしていたのですが、本人も寝込んでしまったので、祖父を叔父が、祖母をうちが面倒見るという方針になりました。そうやって暮らし始めて3年くらいでしょうか、右側の麻痺が少し残っているものの大分回復して今では箸も使えるようになっておりました。

 そんな祖母が介護施設でのショートステイの最中に転んで病院に行くと言うので立ち会いました。会ってみると、別につらそうでもなんでもなく声や表情はとても元気で、安心しました。しかしレントゲンを撮ってみると、大腿骨の上にある球の付け根の部分が折れてずれていました。動くととても痛がっていました。

 それで、昨日手術でした。お医者様の説明によると、球と大腿骨のバーの部分にそれぞれ鉄の棒を差し込んでそれを組み合わせるという大工事だったようです。うちは、工場と店の2階が自宅となっていて、祖母は時折一人で階段を上り下りしてました。そんな事をお医者様に言うと、麻痺があるのにそんな話は聴いた事がないとの事でした。また、以前のように動けるようになることはほぼないと仰っておりました。

 オレはなんとかバイオラバーと加圧トレーニングで以前と同等かそれ以上になんとか動けるようになってもらいたい。水道橋博士の読者ですからね。2階に上がれないと本当にうちは暮らしにくいんですよ。1階にも住める場所はあるんですが、冬場は寒いし、何より生活の場所が別々になってしまい、とても不便です。

 それで、早速調べてみると新潟には中条にリハビリも行う加圧トレーニングの施設があり、メールを出してみたところ即、電話をいただきました。まだリハビリも始まっていないので、それはおいおいやってみたらどうかという事でした。また、入院中でも病院と交渉してリハビリに加圧をくわえる事もできるかもしれないそうで、オレが持っている筋力アップ君はもう古い製品で、新しいEXという製品が出ているそうでした。

 祖母は、同室の介護の人が何度も祖母のベッドの脇にある洗面台に通うのが気に入らないようで、オレに顔をしかめて「バカ女」とひそひそ声で言ってました。本人は声を潜めているつもりでも、けっこうよく通る声だったのでオレは、しーっ!と言っても、ゴミを拾っては手を洗う何をしても手を洗うと文句を続けるので困りました。また、手術をすればすぐに元通りになるつもりだったらしく、昨日手術したばかりなのに、まだ痛いままだと文句を言ってました。