古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

ガソリンの暫定税率って

 レギュラーガソリンが1リットルで150円もするじゃないですか。給油が怖いです。でもこのうち25円が暫定税率で、これが廃止してもらえれば125円とちょっと前くらいの値段に戻ります。暫定税率の維持か廃止かで与野党で大いにもめている状況です。オレとしては大いに廃止して欲しいですが、道路を作る財源がなくなるから困るという地方の東国原知事も言ってました。オレは道路には困っていないので廃止でいいですが、実際困っている人がいると思うとちょっとトーンが落ちます。

ウィキペディアではこんな風に書いてました
『ガソリン税 税率
1970年代のオイルショックを機に、暫定措置として「租税特別措置法」が成立、租税特別措置法第八十九条第2項により、 揮発油1キロリットルにつき、揮発油税が48600円となった。この項目は、30年間以上延長されており、2008年3月31日をもって失効する。

ガソリン1リットルあたり53.8円となっている。
内訳は揮発油税48.6円、地方道路税5.2円

租税特別措置法第八十九条第2項制定前の税額はガソリン1リットルあたり28.7円である。
内訳は揮発油税24.3円、地方道路税4.4円

 150円のガソリンのうち、82.5円税金なんですね。78円くらいがガソリンそのものの値段です。半分以上が税金って……。

 半分以上が税金って、そりゃないんじゃないかと思うわけですが、そうは言っても運転しないわけにはいかないので、黙って乗るしかないですけど、せめて3割くらいが妥当じゃないですか。

 でも、今回地方の話題に上っている道路についての税金は、「租税特別措置法」の地方道路税の4.4円の部分じゃないんですか? 暫定が30年以上続いている事が大いに問題になってますが、地方の道路について4.4円なら、そこだけ存続でもいいんじゃないでしょうか。暫定じゃない方でも5.2円あるし、今すごく原油が高いので高い間は2円に減らすとかそのくらい配慮する案があったらもうちょっと納得する人も多いと思います。揮発油税24.3円も地方の道路財源なんですか? そっちもウィキペディアで調べようとしたけど、よく分かりませんでした。それに、ガソリンを買う際にこれらの税金が込み込みの値段に更に消費税が掛かっているというじゃないですか。税金なんて払いたくないのに、それに対して更に消費税が掛かるなんて! なんでこんな制度がまかり通っているんですか。無茶苦茶ですよ。5%だからなんとなくまあいいかみたいな空気なんですか。これが10%とか20%だったらどえらい事ですよ。

 ガソリンがないと運転できないからってやりたい放題です。どこまで足元を見てくれるんだって話ですよ。ますます早く電気自動車の時代が来て欲しくなりますね。家庭で充電できるやつです。トヨタが2010年までに発売を開始するそうじゃないですか。初期はいろいろ不具合がありそうなのでオレは2012年くらいに買いたいですね。