古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

CO2排出権取引はうさん臭い

 先日、テレビ朝日の特番『地球危機』を見ました。古館伊知郎さんが「今こそCO2の削減をすぐにでもやらなければ大変な事になります」と真剣な眼差しで語っていらっしゃいました。アフリカでは像が大暴れして住民が震え上がったり、アメリカではハリケーンや竜巻で人々の生活が滅茶苦茶に破壊されて、それが全部地球温暖化の影響で我々一人一人がCO2を排出しない生活を心がけないと、世界中の人に迷惑を掛けてしまうという気分になりました。

 ところが、日本は京都議定書で取り決められたCO2の6%削減を達成できないどころか、6%排出が増えているというのです。削減する気が更々ないのか、工業国じゃない国の排出権を金で買い取ってなんとか数字の帳尻を合わせようとしているんですよ。やる気0です。まったくなんという呆れた国ですか。

 しかし、CO2の排出権取引って制度自体がちょっとおかしくないですか。全然やる気ないのを認める制度ですよね。真剣に取り組む気がないならせめて罰金を支払えというのでしょうか。

 しかもそもそも二酸化炭素って空気の中でも重いと学校で習った記憶があるのですが、その二酸化炭素が空高く上って地球を多いつくして太陽光の熱を閉じ込めるのが温室効果ですよね。違いますか? でも二酸化炭素が重かったら、天に昇らないですよね。煙突から立ち上る煙が二酸化炭素でそのままぐんぐん上昇していくイメージがありますが、それは暖かい状態だからそう見えるだけで、冷えたら下がって来るんじゃないでしょうか。今ひとつ腑に落ちないです。

 そんなこんなで、いつものように仕事をすればいいのに、無駄に時間を費やしてネットをあれこれ見ていたらとんでもない動画を発見しました。

「二酸化炭素による地球温暖化詐欺」を告発するビデオ(4つの目で世の中を考える)

 リンクしている動画は各々15分〜18分とあり、けっこう面倒ですが、見始めるととても面白くぐいぐい引き込まれ、最後までみてしましました。映像もかっこよく、編集もテンポがいいです。タイトルがそもそもセックスピストルズの映画みたいでいいじゃないですか。簡単に言うとパンクスピリットに溢れています。時間のある時に、是非とも御覧いただきたいです。

日本語字幕スーパー付き「The Global Warming Swindle(地球温暖化詐欺)」1 (12分)

日本語字幕スーパー付き「The Global Warming Swindle(地球温暖化詐欺)」2

日本語字幕スーパー付き「The Global Warming Swindle(地球温暖化詐欺)」3

日本語字幕スーパー付き「The Global Warming Swindle(地球温暖化詐欺)」4

日本語字幕スーパー付き「The Global Warming Swindle(地球温暖化詐欺)」5

 ここでは、ビックリした事にCO2の排出と温暖化は全く関係がない事が述べられています。オレも前に何かの本か記事で二酸化炭素は人間が出すよりも火山の方が何倍も排出していると読んだ記憶があります。この動画でも同じ事が言われていました。簡単に動画の内容をうろ覚えですが説明します。とにかくいろいろ物事が説得力が尋常じゃなく語られていて困ってしまいました。古館伊知郎さんにも見て欲しいです。

・温暖化とCO2の量は過去数百年のデータで関係があるように見えるが、実は気温が上がる結果CO2の排出が増えているのを、逆に利用して排出のせいで気温が上がったと見せようとしている。温暖化は太陽活動の影響。

・二酸化炭素は空気の成分中、0.03%とごくわずか。

・ロシアの永久凍土は過去に何度も溶けていた。

・北極圏でも過去にマラリアが大流行した事がある。

サッチャーは原子力発電はCO2の排出がないというのに乗っかって、原発開発の論拠にした。

太陽光発電や風力発電は、石油などに比べて非常に非力。

 どうやら温暖化とCO2の排出は関係ないみたいです。なので、排出権取引なんて即刻辞めていただきたい。意味なく他国に我々の税金を上げるだけです。石油はなにしろ高いので、脱石油にはオレも賛成なのですが、CO2や温暖化と絡めて考える必要はないようです。石油が高いと言っても太陽光よりは安いんでしょうか。車を運転するたびに温暖化に対して後ろめたい気持ちでいましたが、これからは財布の事だけを気にする事にします。

 動画の最後のクレジットで掛かる音楽がとてもかっこいいです。知っている人がいたら教えてください。

 古館伊知郎さんに真剣に言われると全部そうだ!そうだ!と思ってしまうのは新日本プロレス中継を見ていた者の宿命なので仕方がないと思います。