古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

カナザワ映画祭に行くことにしました

 映画祭って、自主映画のしか行った事ないんですよね。それも新潟と山形のです。映画ってあんまりワイワイ見るようなイメージがなくて、オレの中では仕事の終わりか何かに出かけてこそっと見る感じです。新潟のも山形の映画祭も結局友達と喋ってどこかその辺で食事して、あんまり映画見なかったです。なので、映画を見るのを目的に映画祭に行くと言う、その本来あるべき取り組み方をしてみようと思ったのは、カナザワ映画祭に去年行こうと思っていたら、原因不明のめまいのせいで気持ちが宙ぶらりんのままだったからです。

 それで、はりきって仕事しているのですが、早速チケットもあれこれ申し込んでみました。

クリスピン・グローヴァーのビッグ・スライドショウ
・駅前シネマ 覆面オールナイト
・3回鑑賞券

 はりきりすぎて9,500円分、映画9本見ないといけなくなり、勇み足だったかなと不安になります。14日15日の1泊2日で行こうと思うのですが、オールナイトで映画見るので、宿を取るのもなんだかなあという気分なので、かなりの強行軍になるのではないか、果たして体力は大丈夫か?交通事故は?また映画が刺激的過ぎて発狂したりしないだろうか?といろいろな不安がよぎります。

・カナザワ映画祭2008HP

 去年は東映映画など男子向きのラインナップでしたが、今年は滅多にみられないエグいドキュメンタリーが並んでいます。オレは死体とか残虐とか鬼畜とか、実はけっこう苦手です。見ているとかわいそうになります。でもこうして並んでいると全部見たくなりますね。

 目的がもう一つ、このような一体どういう理由で金沢という田舎街で、こんな需要があるとも思えない刺激的な映画が上映されるのかというのが猛烈に気になります。果たして賑わっているのでしょうか。去年が好評だったのでしょうか。他県からの集客が相当なもので、地域の産業に活が入るのでしょうか。オレも何かおいしいの食べてこようと思います。宿泊はマンガ喫茶になると思います。新潟でも長岡アジア映画祭がほぼ同じ日程で開催されます。カナザワ映画祭がパンキッシュでボンクラな匂いを漂わせているのに対して、どうにもお堅い印象があります。

・長岡アジア映画祭HP

 帰り道、余力があったらちょっと覗いてみようかと思います。もしこのブログの読者さんで、カナザワ映画祭に足をお運びの人がいらしたら、ぜひ教えてね!

 金沢なんて同じ北陸だから、車でちょろっと行けるだろうと思っていたら、そんな考えは大甘でした。うちから300キロくらいで、東京に行くのとほぼ同じ距離でした。だったらしかたがないと車にETCをつけて深夜割引料金で高速使って行こうと思いました。原油高のせいで今深夜40%オフです。それであれこれ調べてみたら、ETCカードっていうの申し込まないといけないんですね。クレジットカード会社でタダで作ってくれるんですが、発行まで3〜4週間って言うじゃないですか。もう今週だよ行くの!