古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

日曜日は大阪でトークイベントです

・漫画家トークイベント第5弾! 石原まこちん×古泉智浩×大西祥平 トークイベント
2008年10月19日(日)
open15:00 start15:30
ADV\2000 Door\2500 (1D別)

[チケット予約&問い合わせ]
montage
tel:06-6561-8611
e-mail:info@montage-live.com

 ちょっとしたゲームをしながら語る『マンガ道』というような内容になりそうです。ご好評いただいている『週刊大衆シャイ!』での座談会ではオレが一番マンガが売れてないわけだから、オレが一番捨て身で面白い事を言ってみんなを引くくらいビックリさせてやるという意気込みで臨んだのですが、マンガが売れている人は覚悟も違う、こっちが引くくらいビックリしてしまったわけです。今度もオレは座談会と同様の意気込みで行くつもりですが、相手があの石原まこちんさんなので、どんな凄球を持ってくるか分かりません。大西祥平さんもタコシェの店員で鍛えた巧みな話術を繰り出して来ます。オレは戦争のつもりでやらせていただきますよ、フーッ!フーッ!……鈴木先生の竹地の息遣いになっていました。

 さて、僕は長年テレビドラマの研究をしていたのですが、それは何を目的にしていたかと言うと、マンガの話を面白くするのに参考にしようという意図でした。面白い番組を見たらそれが一体なぜ面白いのか、どうこがどう作用して面白く伝わってくるのか、理由を解明して自分のマンガに取り入れたいし、ダメ番組を見たら何がどうダメなのか、ダメな部分は同じ轍を踏まないようにして、こうすれば面白くなるのではないかというのがあったら、改良して頂戴すればいいと思っていました。

 そうして長年続けていた結果、自分なりの作品鑑賞法というほどのものではないですが、身に付いたものがあります。そんな話を新潟大学で授業を持っておられる吉原悠博さんのお時間を頂戴して、講義的な事をさせていただく事となりました。昨日、どんな授業なのかちょっと宣伝を兼ねて見学させていただいて来ました。いろいろな事をプレゼンテーションしようという生徒参加型の授業で、いろいろな話が聞けて面白く、また自分もこうすれば的確に物事を伝達できるのかと実に勉強になりました。

 オレの講座は11月中に吉原さんの授業の枠をお借りして『ストーリー創作のための作品鑑賞法入門』として、やらせていただきます。バカ高校、2流半くらいの大学を出ただけのオレが、アカデミズムの最高峰である国立大学なんていうとんでもないハイレベルの皆さんを前にものを語るなんて畏れ多いことですが、せっかくなのでやります。伝えてみたい事があるんです。吉原さんの授業は聴講もウェルカムだそうなので、新潟大学の学生さんでもしご興味がおありの方はぜひいらしてください。木曜日のお昼からの時間で90分間です。日程が決まったらまたお知らせしますね。