古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

最近思ったこと

 派遣労働者の皆さんは派遣切りにあって、大変な社会問題となっています。雇用を打ち切った企業が批判されています。もちろん契約期間内にもかかわらず解雇なんて、ひどいと思います。でも、企業が批判されているのに、派遣会社がさっぱり批判されていないのは一体なぜなのでしょう。契約期間内で解雇された場合、派遣会社が賃金などを支払うのが筋ではないかと思います。なぜだ?

 ちょっと前の話ですが、リーマンブラザースが破綻して、どこかの自治体が融資を受けていてそのため財政が大変なことになっているというような報道を見ました。銀行がつぶれた場合、貯金している人は貯金を保障されていない部分を失いますよね。借りていた人は借金がチャラになるのではないんですか? なのでリーマンブラザースがつぶれたら、借りている人はしめしめというわけにはいかないでしょうか。

※本日、日経新聞の記者さんにこの借金の問題を質問したところ、借金は銀行の債権として譲渡されて、別の人から取り立てられてしまうとの事でした。なのでチャラにはなりません。

 オレはにいがた映画塾という自主映画の団体に所属しています。今度、実習コースという講座を担当させてもらうに当たって、ウィンドウズパソコンを寄贈しようと思いました。余ったパーツがたくさんあるので、それで組めばそこそこのものになるというか、オレがマンガで使っているのより相当上等なものですよ。それというのも、映画塾にはmacしかなくて、しかも4〜5年前のもので、ソフトもその調子で、もし初心者が編集を映画塾で覚えても、macなんてなかなか高くて買えず、うちでやろうとしたらまた覚えなおす必要があるじゃないですか。しかもソフトもファイナルカットというプロ仕様のものなので、初心者にはもっと扱いやすいシンプルなものの方がとっつきやすいです。それにmacには使用の用途も制限があるじゃないですか。ウィンドウズなら無尽蔵にあるフリーソフトを使いまくれるし、そもそも映画塾なんて貧しい団体なのにmacというのは非常に食い合わせが悪いと感じていました。

 それで、まあ感謝されるものと思っていたら、まず「置き場がない」と断りの言葉が聞こえ、「そのパソコンは新しいのか」と疑問を呈され、「macにもimovieがある」と言われ、感謝されるどころか、とにかく一切歓迎されなかったわけです。

 映画塾には誰も使っていない巨大なテレビが窓際に置かれていて、場所がないというのはいかがなものかと反論しました。別にちょっと古いかもしれないですが、映画塾に現在置かれているmacよりは断然新しいです。imovieは初心者向けでいいかもしれないですね。でもimovieで作っている人誰もいないです。

 要するにオレはこれまでも憎たらしい発言や振る舞いを繰り返して来て、その上みんなが頑張って作っている映画にもさっぱり協力せず、飲み会にもろくに出席しません。普段の態度が悪すぎてこのような残念な対応を招くわけです。そうですね1月なので、心を入れ替えて今年はもっと皆さんに親しみを抱いていただけるようにがんばっちゃおうかな。