古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

岩里祐穂さんの作詞が素晴らしいです

 去年のハロプロ楽曲大賞はほぼBouno!の独壇場だったことは以前にお伝えしました。それからやっぱりいいなと改めて聴いていたのですが、以前よりアイドル歌謡曲ではあまり耳にしない乱暴な言葉づかいがかっこいい事はなんとなく気づいておりました。オレはあんまり歌詞には注目しないことにしているんですよ。意味をきちんと理解しようとすると、夢や希望などオレには耳が痛い内容が多い場合と、意味が分からなくて、要はバカみたいなのが多くて嫌いになりそうになるのが、大きな二つの理由です。本当に今更何を言っているのだ、やっと今頃気づいたのかという方もたくさんいらっしゃるでしょうが、そういう皆さんはやんわり無視をしてください。

 Buono!は複数の人が作詞にも作曲にも携わっていて、岩里祐穂さんの作詞にオレが好きな曲が多い事に気づきました。それでまたじっくり歌詞を読んでみると、これがいいんですよ。みっともなかったり冴えなかったりしても、それでも希望を持って力強くやっていこうというような内容なのですが、実に心にしみるんです。なんたって『ガラクタノユメ』ですよ。可愛らしく希望に満ちた10代の女の子の夢をガラクタって! 『恋愛ライダー』と『泣き虫少年』が好きだったんですが、他のもどんどん好きになってきて『バケツの水』や『ロックの神様』も素晴らしいです。特にAKIRASTARさんの作曲のよる『ロックの神様』のサビの焦燥感に駆られる感じが好きで、最近一番聴いてます。本当にバンドがしたくなるんですよね。バンドは大変だからアコギで遠藤ミチロウさんみたいに弾き語りがしたいです。バンドスコア出てないですか。


『ロックの神様』
「止まらない湧き上がる衝動メロディ、かき鳴らせ体中で」という部分が大好き。音楽への喜びに満ち溢れた素晴らしい歌詞と曲です。


『恋愛ライダー』
「世界が終わればそれまでじゃん」「じたばた私は生きてるぜ」「泣きたいんだよ嬉しいんだよ」とかっこいい言葉の連続でしびれます。曲もロック色が強くてかっこいい。


『泣き虫少年』
冒頭のメンバーによる演奏がとてもかっこいい。止めないでこのまま演奏を続けて欲しかった。

・Buono!の歌詞
詳しい歌詞はこちらをご覧ください

 アイドルのコンサートはカラオケと口パクがデフォルトで、そんなのは気にしない方針なのですが、BUono!はロックバンドの生演奏でもちろん生歌じゃないですか。こんな事を言うと他に害が及ぶのを懸念しますが、グレードが高いですね。

 今ほど、ウィキで調べたら岩里祐穂さんは新潟市の出身じゃないですか。なんとも誇らしいです。


 オレがアホほど聴いているのはファーストアルバムの『Cafe Buono!』ですが、この2月11日になんとセカンドアルバムが発売になります。生きているとたまにはいいことがあるってもんです!