古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

『童貞の教室』に読みきりマンガを描きました

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 映画監督の松江哲明さんがご自身の体験から得た教訓を中学生に向けてつづった『童貞の教室』という本に、読みきりマンガを描かせていただきました。杉作J太郎さんが恋愛についてお書きになった『恋と股間』と同じ『よりみちパン!セ』シリーズです。僕も今、西原理恵子さんの『この世で一番大切な金の話』という本を読んでおります。どの本もとても面白いです。

 オレのマンガは『僕は告白されるのを待っている』という中学生が主人公の妄想マンガ14ページです。このマンガの他にも10コマの連作カットと、章ごとのカットを描かせていただいております。

 松江さんは童貞なのにAVの撮影現場で、童貞であることを悟られないために彼女がいると必死で嘘をつき始めるという場面から始まります。まさしく、童貞でなかったら言う必要のない内容で、こうして人は嘘をつくのかなと思わずにはいられません。オレはまだ冒頭しか読んでいないので、西原さんの本を読み終えて早く読みたいです!

 今年も、にいがた映画塾の初心者講座を楽しみにしていたのですが、オレももう6年も連続で受講していて、いい加減それもいかがなものかと思うようになって来ました。先日開催していた、実習コースがとても面白くて、受講生の皆さんの作品もすごく面白かったんですよ。自主映画の上映会って、見れたものでないような残念な作品がたいていあるわけですが、そんなみっともない作品が一本もなかったです。実習コースではしつこいくらい作品を作る前にディスカッションをしていたので、それがうまい具合に機能したのかなと思いました。真冬の厳しい条件の撮影だったのに、すごくよかったです。

 それで、今年の初心者講座の日曜日コースを担当させて欲しいと希望を出して、講座企画も考えてミーティングに持って行ったところ、内容に対してはあれこれ修正意見も頂戴しましたが、ほぼ希望を通していただきました。

 今回は、山形の佐藤広一監督をお迎えして塾長に就任していただいて、講座の中で佐藤監督の作品を制作して、受講生はそれに出演したりスタッフとして作業をして、段取りや機材の取り扱いを習得していただくというシステムにしました。他にもゲスト講師で村上賢司さんや、新発田が世界に誇る音楽家の福島諭さんも予定しております。

 受講料はもうちょっと安くしたかったのですが、3万円です。定員15名で先着順で、締め切りは4月30日です。日程など詳細はしばらくしたらお伝えしたいですが、もし早めに申し込みたいという方がいらしたら、オレにメールなどで教えてください。卒業制作以外でも講座の中で3本くらいは作品を作れるようにします。受講料はもっと安い方がいいですが、3万円でもそんなに高くはないと思います。初回は5月17日で7月末までが講座で卒業制作もその期間内で行います。毎週日曜日10:00〜17:30です。

 それで募集チラシを作っているんですが、アドビのイラストレーターを起動したら、真ん中に変なウィンドウが開いて、常に手前なんですよ。右下のはじっこをドラッグすると大きくなったり小さくなったりはするのですが、消えはしません。なんだこりゃと、小さいからと言っても横長の長方形で1センチ×3センチみたいなのが画面のど真ん中にあると邪魔臭くて仕方がないです。仕方がないからそのままやりましたけどね。オレが作ったチラシなんでまったく大したものではないですが、まずは内容が伝わればいいですよね。