古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

お知らせ

・『あんにょん由美香』トークショー
7月17日 ポレポレ東中野

 松江哲明監督の傑作と名高い『あんにょん由美香』のトークショーに呼んでいただきました。映画は7月11日から上映です。試写会が結局日程が合わなくて行けなかったのですが、サンプルDVDをいただいたのでこれから見ます。楽しみ〜! 時間など詳細が決定したらまた連絡しますね。



・7月17日発売
パニックセブンゴールド(白夜書房
『からっぽのホール』18ページ

 『パニックセブンゴールド』というパチンコ、パチスロ雑誌で『からっぽのホール』というマンガを描かせていただきました。今ほど描き終わったところなのですが、締め切りを1日延ばしていただいてご迷惑おかけしたのですが、発売日を聞いたら7月17日とのことで、確かに申し訳ない日程でした。

 パチンコマンガは熱いですよ、何と言っても一番人気の機種が『CRエヴァンゲリオン最後のシ者』という台なので、公式にエヴァをいじれるのです。何かと肖像権やら著作権などで、パロディなんかもやりにくい世の中じゃないですか。オレはどうかと思うんですよ。人気作品であれ、あちこちでいじってもらって話題になってこそ宣伝にもなるし、広がっていくじゃないですか。物まねしてもらうことで復活する芸能人もたくさんいるので、あんまり権利権利言うのは自分で首を絞める方向に向かうと危惧します。現場の人はけっこうみんな他の媒体でいじってもらうと喜んでいるとも聞くんですよ。でも、管理する部署の人がダメを出すそうです。そこは、現場と管理とコミュニケーションして、一律で規制しないようにした方がいいと思います。パクリマンガ家が仕事しやすい世の中になったらいいなと思っています。

 ガロがなくなってアックスができる前のことですが、マンガ家としてやっていくにはとパチンコマンガか麻雀漫画に活路を見出そうかと真剣に考えて読みきりマンガを描いた時期がありました。『泣きの竜』の能條純一さんや『天』『アカギ』から福本伸行さん、片山まさゆきさんがギャンブルマンガのヒットから一般青年誌に進出していた例を見ていたので、そんなふうにオレもなりたいと目論んだわけです。麻雀やパチンコにもきちんと取り組めば、少なくともそんなの趣味でもなんでもなくマンガを描いている人よりは抜きん出れるのではないかと思いました。実際、けっこうパチにも麻雀にも競馬にも励んでいた時期でした。

 今はもう全然勝てる気がしなくて、3年前に麻雀格闘倶楽部にハマったのが最後です。博打でもなんでもないですね。それで今、マンガのご依頼を頂戴して、改めてパチンコを打ってみたのですが、不況のおかげで1円パチンコがあって非常に助かります。昨日テレビを見ていたら0.5円パチンコまで始まってるみたいですよ。オレはもう全く勝とうというつもりすらないですので、取材経費が安く済むので本当にありがたいです。それでも確変を引いて7連チャンしたんですよ。ドル箱をこんなに積むの一体何年ぶりかと思ったのですが、換金したら4100で、心底ぶっ魂消ました。

 パチンコにあんまり親しみのない人にも楽しんでいただけるように描いたつもりです。好評だったら連載にしてもらえるかもしれないので、ぜひともお読みください!!