古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

逃げろ!のりピー

 ちょっとここまで盛り上げる芸能人犯罪者っていなかったんじゃないですか? 「のりピーを探せ!」なんて80年代のアイドル映画でありそうな雰囲気なんですが、現実は警察が覚せい剤の疑いのある元アイドルを逮捕しようとして探しているというあんまりな現実です。オレは斉藤由貴ちゃんや原田知世ちゃんが好きだったので、のりピーのファンだった事はなかったです。

 『夢冒険』がヒットして、しばらくしたらあんまり見なくなって、ドラマで女優として出演して主題歌の『碧いうさぎ』がまたヒットして、芸能人でも起伏の多い人生だったんですよね。オレはドラマもちゃんと見たことがないです。のりピーグッズも買ったことがない。最大のヒットはのりピー語ですよね。のりピーはオレのテレビ史から微妙に外れたところに常にいたわけです。『高校教師』など野島伸司のドラマは割りとチェックしていたのに『ひとつ屋根の下』は見ていなかったです。


「のりピー音頭」1988 こんな歌シャブでもきめなきゃやってられない

 のりピーは、一体いつから覚醒剤をしていたんだろう。改めてニュースで流れる画像を見ると美人ですよね。押尾学さんが小物に見える大騒動ですよ。シャブをきめて「マンモスヤッピー!!!!」とハイテンションで叫んでいたかもしれないです。ご主人の自称プロサーファーはなぜパンツを調べられたんでしょう? ヤクを持っている人はパンツに隠すのがデフォルトなんでしょうか。勝新へのオマージュなのか。


碧いうさぎ」1995 なんという名曲!

 ご主人は取調べで、妻の犯行をあっさりゲロったのでしょうか。元アイドル・女優、そして悲劇の妻から一転して逃亡者。山梨で途切れた携帯の電波は偽装だったんでしょうか。押尾さんは、全裸女性の死体というかつてないオプションを付けて芸能人犯罪者となりビックリさせたわけですが、逮捕された途端苦しい言い逃れをして残念な方向に向かっていますが、悲劇の妻から一転、逃亡者となったのりピー、なんというドラマ性!


「夢冒険」1987 まさに今現実が夢冒険なんてシャレにならないけど名曲!!

 なんて文章を書いていたら、のりピーは警察に出頭したみたいですね。

 ついでに当時の名曲を振り返ってみるとしましょう。


1986『悲しみよこんにちは斉藤由貴


1986『土曜日のたまねぎ』斉藤由貴 今聴くとドゥーワップです。


1983『時をかける少女原田知世 は〜たまらない。


地下鉄のザジ原田知世 これは確かバースデーアルバムに収録されていたはず 超超超名曲!!!