古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

クリスマスは23日に祝えば

 23日で祝日になってかれこれ20年も経っていますが、24日に大きな行事を控えているのにここで休みってなんだよとずっと思っていたのですが、小林よしのりさんの『天皇論』を読んでいらいすっかり考えが変わって、むしろ23日の方が重要じゃないかと思うようになりました。オレはその程度の浅い人間なのでいじめないでね★

 それで、クリスマスは本来25日が本番なのに24日に大いに盛り上がって、25日は割りと普通に平日ですよね。だったらもう23日に盛り上がる事にして、クリスマス気分で天皇陛下にもお祝いする気持ちでケーキ食べたりプレゼント交換したりしたらいいと思うんですがいかがでしょう。オレ、まずいこと言ってます?不敬な気持ちは一切ないですよ。まずかったらごめんなさい。せっかく祝日なんだし、どうですか皆さん。キリストの生誕がどうだとか、宗教的に祝っている日本人なんかほとんどいないでしょ。みんなハッピーな提案だと思うのですがいかがでしょう。

 今年のうちにぜひ言い残しておきたい事があります。

 オレもこの前の選挙では小選挙区で民主党の候補(菊田真紀子)に投票して、政権交代に大いに興奮した者ですがここで鳩山総理への風当たりに胸を痛めております。実際問題、経済や何か誰がやっても相当困難な状況だとしか思えないので、辞めろと迫る意見に、だったら誰ならOKなの?とむしろ聴いてみたいです。そんなコロコロ総理大臣が変わったらむしろみっともないから辞任を要求するのは遠慮して欲しいです。辞めるんだったらまた選挙した方がスッキリすると思うんだけど、そんなにしょっちゅう選挙するのも困るじゃないですか。せめてもう1〜2年任せた方がいいと思います。

 先日雪のまっただ中、新潟駅のコインパークに駐車していて、車を出そうとしたら、駐車場と道路の間で車が立ち往生してしまい、まったく動かなくなってしまいました。道に半分車がはみ出しているので交通渋滞を巻き起こしてもいました。近くのタワーの駐車場の管理人さんからシャベルを借りて雪を掻き出しても全く動かず、それというのも車の下に雪の山があって、そこにボディが乗っかってタイヤが浮いていたからなのでした。通りがかりの人3人で車を押してもびくともしませんでした。半べそで途方に暮れているとオレが作った渋滞に巻き込まれたワゴン車から現場のお兄さん、おじさんがわらわらと降りてきて一緒に雪を掻き出してくれて、交通整理までしてくれました。掻き出すだけではらちが空かない、ジャッキで車を持ち上げようということになり、車載のジャッキを見つけて渡すと見事な手際で涼やかに車を持ち上げ、タイヤの下に雪の板を敷いてジャッキを外すとすんなり車を動かせたのでした。なんてかっこいい男達だと感激したわけです。オレは普段、人を避けるように暮らしていて、人に面倒掛けるのも申し訳ないと言い訳つつも、関係性そのものを忌避しているところがあります。そんなクソ人間のオレに無償の親切をしてくださって実に申し訳なかったのですが、それ以上に優しさに触れてとても嬉しかったです。人間は素晴らしい!クソはオレ!と痛感しました。ああ、人類に幸あれ!でございます!