古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

深町秋生さんのコミックストリート

 山形在住のバイオレンス小説家の深町秋生さんがマンガを紹介するインターネットのサイトで『ワイルドナイツ』をご紹介いただきました! 本当にありがとうございます!!

・深町秋生のコミックストリート

 このサイトの母体なのかな、深町さんのブログに度々紹介されている「小説家になろう講座」が毎回とても気になってしかたがないんですよ。オレはワークショップ的な事が大好きなので、常々受講してみたいと思っているんですが、開催がいつも月末で、月末は月刊誌の締め切りが重なるので行けないんです。山形は深町さんと柚月裕子さんと、二人もこのミス大賞の受賞者を輩出しているすごい土地で、たった7回しか歴史がないのに二人もです。ちょっとサイトを拝見したら他にも小説のコンテストに受賞者を輩出していて、小説家を目指すなら山形に住んだ方が近道じゃないですか。すごいことですよ。銀杏BOYZ阿部和重さんと山形のポテンシャルは高い。


『ヒステリックサバイバー』の文庫版の表紙かっこいい。

 住んでいると街と作品との距離感で考えると、深町さんは山形にお住まいになっているけど、作品の舞台は東京や埼玉など、都会や関東近郊で山形ではないです。オレはどことも明確にはしていないですが、舞台は地元でうちの周りのそこら辺です。阿部和重さんは、東京にご在住で山形を舞台にした小説ばっかり書いていらっしゃいます。なんだこれは? 内容にもよるのかな。オレは発想がその土地になってしまって、他に何も思いつかないってだけなんですよね。でも例えば、大学生の時代のマンガをそのうち描こうと思っているんですが、その場合は向ヶ丘遊園や東京で描くのか自分でもさっぱり想像つかない。そんなのはさておき、山形でのドロドロの殺し合いを深町さんに描いていただきたいのです!

 深町さんの『東京デッドクルージング』はヤンマガの不良同士が殺しあうようなアクションマンガを思わせる近未来バイオレンス活劇で、大変面白いですよ!小説に対してマンガで例えるのは失礼に当たるのかな、済みません。