古泉智浩の『読書とお知らせ』

マンガ家の古泉智浩です。ココログより引越ししました。

魚を釣っております

 できれば毎日釣りに行きたいなと、そんな気分で仕事をしているのですごくはかどります。さっさとノルマを終わらせて夕方はどこかの釣り場に行って魚をいじめて遊びたい。別にいじめたいわけではないんですが、釣りと言う行為が結果的に魚を食い物にしたり、単に痛めつけて傷を負わせて逃がす遊びです。食卓に並べるならまだしも、キャッチ&リリースなんてきれいごとにもなってないと自戒を込めて言いたいわけです。

 

 中学生の時にハゼ釣りの外道で阿賀野川雷魚を釣って以来、フロッグで釣ってみたいという思いに捕らわれていて、去年から本格的に始めたものの、8月スタートだったため、ピークを過ぎていて結局釣れずに終わった。今年はちゃんと時期を読んで、しかも気温の低い日は釣り場に出かけたとしても下見だけで帰り、雷魚が釣れなさそうな日は他の釣りに切り替えるというような方針を採用しておりました。すると釣り場でフロッグを投げると何度かはバイトがあるというような、もはや釣り上げるのは時間の問題といっても過言ではない状態でした。そしたら今週、とうとう40センチの雷魚を釣り上げることに成功しました。30年来の悲願と言っても過言ではないんじゃないでしょうか。

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  雷魚いじめた罰が当たって、翌日車をうちの前のポールに擦って、車の脇腹が雷魚の模様みたいになった(涙)。

 

 雷魚と言えば80cmオーバーも珍しくない中、40センチなんて小物もいいとこなんだけど、童貞を卒業したような気分! すごく気が済んだ。それほど大物を釣り上げたい派ではないんですよ。負け惜しみみたいだけど、嘘ではなくて、実はチマチマと小魚を釣るのがけっこう好きなんです。いろいろ調べていたら、オレにぴったりな釣りがあった。メバルです。

 

 ロックフィッシュと呼ばれる、岩場に住む魚を、1gのジグヘッドとワームで狙うたいへん繊細な釣りです。調べれば調べるほど楽しそう。そんなに軽いルアーを投げるためには柔らかい竿や、細いラインが必要なので、道具を揃えないといけないのでそのうちやります。

 

 雷魚は楽しいんだけど、いじめに近い行為なので、なるべくなら釣った魚は食べれた方がいいなと思うようになりました。去年はなにしろハゼとカエルしか釣らなかったので、それほど食卓を彩ることもなかった。今年はルアーにこだわりもなくなったため、ジャリメを買って海にさえ行けばキスを釣る事ができるようになりました。キスもこれまで釣った一番でかいので15cmとチマチマした魚です。首を落として、鱗を取って、はらわたを出すといった下ごしらえもできるようになった。特に砂浜で足首を波につけてひんやりさせながら、ちょい投げして釣るのが本当に気持ちがいいんですよね。

 

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 シーバスロッドはシーバスを釣ったことがない。砂浜を四駆で走り回りたい。

 

 ただ、それほど何匹も釣るわけではないので、食卓でメインを張るまでにはなっておりません。3人家族なので15匹くらい釣りたいんだけど、魚に愛されない男、これまで6匹までしか釣ってないんですよね。キスは波が高いと釣れないし、毎回キスを釣っているのも飽きる。そういう日はメバルを狙ってみるのがいいのではないでしょうか。

 

 それからサビキもやったことがないので、挑戦してみたいんですよね。アジです。釣具屋さんに聞いたら今の時期は豆アジばっかりだそうで、たくさん釣れそうでいいじゃないですか。

 

 メバルもローテーションに入れて、毎回釣れてばかりいて思い上がるのもよくないので、シーバスを狙う日も入れた方がいいと思った。

 

・キス

メバル

・シーバス

・アジ

雷魚かナマズ

 

 と言った具合に毎日、対象魚を変えれば飽きないし、思い上がることもないんじゃないかな。天気や波や風の状況に応じて変える事もできる。そうは言っても雷魚雷魚で、すごくゲーム性が高くて釣り上げるまでのスリルが面白いったらないんですよね。難しいからむしろ面白いというのは絶対にあります。